ソーラーパネル背負って白馬を歩いてきました
実に6年ぶりに(ほぼ)フル装備で山を歩いてきました。
普通に歩くだけでは物足りないので、実証実験と称して 秋月 12Wパネル を背負って登ってみましたよ。
体力の衰え具合の自覚がないため、ルートは 8年前に歩いたラクラク北ア・白馬コース・・・と言いたいところでしたが、白馬槍温泉の混雑が半端ないと予想したため、栂池〜白馬大池〜白馬岳〜猿倉 を2幕3日で歩く大名山行に。
栂池のゴンドラ乗り場で計量したところ、ザックの重量はジャスト 20kg。
パネルが 1.5kg として、残りで 18.5kg か。うーん、相変わらず軽量化が全く出来てないぜ(笑)
取り急ぎ写真をパラパラと。
さて、パネル周りの配線ですが
と、こんな風です。
ソーラーパネル に ダイソー300円USB充電器 を直結しただけのシンプルな構成ですが、ポイントは「パネルはケチらない」と「USB電圧電流計 はなるべく装着(必須ではない)」かなぁ。
長くなるので、詳しい仕組みは パネルのPV曲線 あたりでググって頂くとして
ほんの少しでも電気を使いすぎると全くといって発電しなくなるのがソーラーパネル
電気を使いすぎないように制御するのが MPPT回路(パネルから電気を吸い過ぎないようにセーブする回路)なのですが、携帯電話・スマホ・タブレット等々の機器にそんな回路が組み込まれているはずもなく、機器が欲しいだけ電流を引こうとしますからパネルの余力がないと、とたんに発電 0W になってしまいます。
2012/05/17 手動式 MPPT 充電器 (動作原理の学習用)
2014/08/05 1000円+で作る 100W 級 MPPT 充電器 (前編)
2015/03/29 昇圧型 (簡易) MPPT 充電器の製作
私の今回の装備品で最も電気食いだったのは、SC-01E Galaxy Tab Plus 7.7(充電時 約7W)でしたので、12W のパネルを選定しました。
ガラケーだったら 5W、スマホだったら 10W あたりが最低必要なパネルサイズになるかと思います。
今回はドピーカンでしたので、電池が空っぽのガラケーは下界と同じく2時間で満充電になりました。
タブレットだって 1.5A 程度の急速充電モードが発動し、すぐにマンタン♪
ちなみに 12W パネルにもなると、少々ガスっても2〜3Wの発電はしてくれるため、ガラケー(充電時 約2〜3W)は何とかギリギリ充電してくれます。
んで、ちゃんと発電できているのか(電気を使いすぎて発電できてないんじゃないのか)を調べる手段として「USB電圧電流計」が必要なのです。
そいつで測って「5V を維持できている間は、機器が必要とする電力は発電できてる」という風に読みます。
満充電が近づくと消費電流も減っていくので、電流値も時々見ておくと満充電が近づいているか分かりますから、まさに一石二鳥です。
※ないと充電できないわけじゃありません。スマホ側で充電量を確認できるならば問題ないです。
今回パネルの固定方法に難ありだったので今後の課題ではありますが、久しぶりに味わった稜線の空気は良かったです。
またボチボチ歩いて行きたいですねー
追記(2016/08/14)
山歩き仕様の専用架台を製作しました。