単管パイプによるβ線遮蔽具合

 β線遮蔽の有無による放射線検出量の差違をもとにβ線の寄与度を調べるため、複数管を使った測定をしてみようと思いますが、管ごとにバラつきが大きくてはいけないので、同じ条件で数時間放置し、誤差のないことを確認してから片方のみ単管パイプに納めることにします。


 単管パイプに入れる前までの、午前7時までの8時間累計カウントは 286095カウント/286448カウント という結果となり、管による誤差は 0.12% 程度と極めて特性が揃った管の片方を 21日の7時30分ごろに単管パイプの中に納めました。


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 いずれ屋外に設置予定で配線は済ませてありますが、上記のグラフの時間帯は3面を土壁(我が家の線源)に囲まれた部屋の真ん中付近となってます。

 単管パイプによってβ線のほとんどが遮蔽されるはずなので、おおよそ 100cpm くらいがβ線寄与分のようですね。


 ちなみに複数管の接続方法ですが、これまでは共通の高圧電源を分岐させてる方法を扱ってきましたが、汎用ガイガー検波ユニット の量産体制も整ったので、今回は単純に管ごとに別々に用意しています。


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 回路図既出の温湿度センサー・気圧センサーも取り付けました。