屋外設置の超高感度ガイガー管 J209 を2本とも刷新

 隣の空き地に展開してる 990W 分の太陽光パネル群を雨よけとし、その下で2本の高感度ガイガー管を使って24時間365日、放射線量の測定を行ってきました。
 2013年7月 に記録した非常に濃い雨 を越える放射線量は今のところ記録しておりませんが、700cpm 前後と言った「やや濃い雨」は数ヶ月おきに観測されています。

直近の「やや濃い雨」は 2014/11/27 の記事 をどうぞ


 そんな我が家のモニタリングポストですが、2本のガイガー管のうち「γ遮蔽なし」のほうが3月あたりから、そして4月の中旬からは「β遮蔽あり」のほうも、気温変化に呼応するように測定がバラつくようになってきました。
 検波ユニットのカップリングコンデンサは、耐圧3kV品を使っているのも関わらず1年ほどで壊れる(内部抵抗が大きくなるぽい)ので定期的にコンデンサの交換をしてきましたが、今回はコンデンサの交換でも現象は改善せず、検波ユニット丸ごとを新調しても大きな変化はなく、と言った具合。


 設置から2年を過ぎ、ガイガー管に入射した放射線の累計カウント数も机上の計算ながら 5.8億カウント(平均500cpm×60分×24時間×365日×2.2年)ほどに達してます。
 普通、新品のガイガー管は20〜50億カウントくらいの耐久性があるらしいですが、使用している J209 は50年ほど前に製造された管なので、まぁ6億カウント弱で壊れても仕方ないか・・・ってことで新しい(と言っても、新しいのも製造は50年前ですが)管に交換してみたところ、意図しないバラツキは無事に解消されました。


http://dl.ftrans.etr.jp/?51f86d5ecb8242a98295deb18109d37711f29f3d.png
※4/28 21:00 頃に交換、4/30 未明の電源落ちは別の原因です。



 これであと 2年・5億カウント は従来通り連続測定を続けていけそうですが、ストックしてる予備管が残り3〜4本しかないので(10本・大人買いしたのでした、笑)、そろそろ次の予備管の手配も頭の隅に置いておかないと・・・