「銀座―名古屋」で18通りも!ETC料金の割引複雑

「銀座―名古屋」で18通りも!ETC料金の割引複雑


 全国の高速道路で28日から2年間限定の料金割引が本格的にスタートする。
 5000億円の国費を投入する経済対策だが、料金体系が複雑で出発時間やルートなどによって料金が大きく異なり、ドライバーの混乱への懸念の声が上がる。肝心の経済効果についても、「交通手段の切り替えが起きるだけ」と指摘する専門家もいて先行きは不透明だ。

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 引用元の表を見ると分かるけど、銀座→名古屋の料金が定価の7130円から最安2050円まで18パターンに及ぶとは。。。
 ここまで細分化されると、ほとんど「時価」の世界だ。


 これまでも土日と平日で格差があったけど、今回の1000円高速の施行により、その格差は3倍を超えて広がることになるようだ。
 まるで平日休みの人なんて日本に存在しないような、ものすごい前提に立っている気さえする。


 今でさえ土日なんてどこの観光地も大混雑でウンザリすると言うのに、更に交通費の面でも土日シフトを煽るこの制度。
 宿泊施設だって元々週末の空室率は低いわけで、これ以上に収容できるキャパシティはない。
 これら施設にとっては平日の稼働率向上が至上命題であるのに、土日にだけ客が増えても仕方がないわけだが。


 同じ税金5000億を掛けてやるなら、高速1000円よりも「JRの特急(新幹線)券を上限1000円!」とやってほしかったね。
 JRの先には地元の鉄道・バスや航路が接続しているから、それらも幅広く恩恵を受けることが出来るし、脱クルマ社会の試験としても実に面白いと思う。