それぞれの続きとなります。いきなりこのページに飛んでこられた方は先に読んでくださいませ。
後半に基板の無償頒布に関する案内がありますので、興味ある方は最後までお付き合い下さい。
初Eagle & 初Fusion ということで、今回の記念すべき初期ロットには色々と不具合が見つかっています。
まずは ガイガー検波ユニット のほうから。
一緒にオーダーした mbed 開発ボード Cタイプ(仮称)のほうは、注文直後に不具合に気がついてました。
こちらは検波ユニットのほうは「完璧」だったと思い込んでいたのですが、そうは問屋が卸さず。。
重症度 | 概要 | とりあえずの対策 |
軽微 | 部品仕様をシルク印字指定したつもりがバッサリ切り捨て | 説明書で丁寧に書けばいい |
軽微 | 細かいフォントサイズのシルクがことごとく解読不能 | 〃 |
無害 | 宣伝で載せてみた自URLがダブルで印字指定 | 笑ってもらってオシマイ |
無害 | ヒューズホルダー付近に無意味なホール開けを指示してしまった | 見つけなかったことにする |
中度 | 2220なコンデンサを置くつもりだった場所を1220で書いてしまった | 無理にくっつけるか、別のコンデンサを選択 |
前半の主にシルク関係は殆ど実害ないのですが、最後のコンデンササイズを取り違えたのは、かなり痛い。。。
いちお発注前に紙に印刷させてみたんですけど、「こんな小さかったっけ?」って多少は気になりつつも実際のコンデンサを紙の上に置いてみる、という基本動作を行わず、発注ボタンをポチってしまったのです。
(ビール飲みながら発注の手続きしてたからなぁ〜)
リード線の切れ端を使って 2220 なコンデンサを無理矢理ひっつけるか、別の小さいサイズのコンデンサを探すか、二者択一となっております。
1220 な 0.1μF/1kV があればいいのですが、なかなか見つかりません。
0.1μF/1kV を条件に見つけた最小サイズのは 1812のやつ でして実測するとコンマ数ミリはみ出る模様。
ダメ元でイギリス在庫をポチった上で、今度は 1220 サイズを条件に探してみます。
(常識的な価格の範囲内で)最大容量は 0.022μF/1kV のこれ もしくは 0.047μF/630V のこれ。
ひととおりポチっておきましたけど、コック最終段のコンデンサは、割に安価な 0.1μF/1kV を見つけてしまったので盲信しているだけのことで、0.01μF 程度でも十分に全く問題なく機能してましたので、0.022μF/1kV の選択でいいでしょう。
あと、実際にはちゃんと動作したので明確な不具合とはいわないのですが、遊び心でベタアースとやらを試してみたのですが、間隔指定がデフォルトのまま。
高圧1000V近いパターンの 0.5mm 横にベタアースが来てます。
猛烈に湿度が高い場所で使うと空中放電が始まってオゾン発生器になるんじゃないのか!?って懸念を払拭できていません。
次に mbed 開発ボード Cタイプ のほう。
4隅の秋月ユニバーサル基板Cタイプにスタックするために空けた穴が 0.3mm ほどズレててガッカリしてましたが、実はそれは他愛もない問題でした。
シルク関係は汎用ガイガー検波ユニットと同じなので割愛するとして
重症度 | 概要 | とりあえずの対策 |
無害 | 4隅のホール位置が僅かにズレてる | 重ねれば分かるが、スペーサー経由でスタックさせると気がつかない |
中度 | 液晶コントラスト調整VRのホールサイズが小さくて@20の安物VRが入らない | @50の高級VRを使う |
軽微 | mbed のホールサイズが小さくて、mbed を直接半田付けすることは不能 | だれも直付けはしないでソケットを経由するだろう・・ |
無害 | CR2032電池ホルダーの+/−ピンが間隔が1ピンずれ | 隣のGND穴に刺して使う |
重度 | CR2032を繋ぐ mbed 側が p3 であるべきところ p4 にしてしまった | パターンカット!! |
液晶コントラストは、秋月@20円の安物VRも入るように追加のホールを空けておいたのですが、Eagle のライブラリを使った元々の部品のホールサイズが小さかったことに気がつかず、そのまま使用したことで、安物VRの太いピン(3ピンのうち中央)が入らないという事態になっています。( @20円 の VR は NG、@50円 な VR は OK )
まぁこのVRの件は人によっては無害認定する人も多いと思いますが、これとは別にパターンカットを伴う重度の問題が発覚しています。
具体的には先の表に書いたとおりですが、どういう思考状態で回路を作ったのは記憶にないのですが、バックアップピンが p4 だと信じて疑わず、CR2032 の + を p4 に繋ぐ配線にしてしまいました。
若松ネットガイガーのファームをセットして一通り試験してたときに「あれ、NTPで取れてきた時刻、電源OFF/ONで保持されないぞ?」と発覚し、最初は電池自体が腐ってたのだろうとテスターで測るも 3.3V くらい出てるしぃ・・ってことでたどっていったら、mbed の p4(リセットピン)に電源供給してました。
これはパターンカットしないといけません!
不具合満載の初期ロットが欲しい方へ
心配してた LAN や microSD 周りは問題なく機能しますし、キャラクタ液晶の電圧やピン切り替えのジャンパー周辺もバッチリでして、今のところ判明している不具合は上記のとおり のみ です。
とはいえ、未知の不具合もあるかもしれません。
ここはひとつ、日のアクセス数が過去記事やロボットエンジン込みで300〜400くらいしかない過疎ブログにわざわざお越し頂いている方に 人柱 もとい、恩返ししないといけないぞっ!ということで。
完全なる無保証・無責任 という条件で、今回できあがってきた基板を無料でお分けします!
欲しい方はメール(wakwak.koba@gmail.com)で送り先の住所をお知らせください。
自宅でも会社でも実家でも、どこでも結構です。郵便かメール便で送るので電話番号は不要です。
もし受け取られて「俺の用途には全く問題なかった、感謝してやってもいいぞ」っていう方は、気が向いたときで結構なので、アマゾンギフトで100円分くらいを目安に送って下さると郵便代が捻出できてうれしいです。
「タダなら全部くれ」と言われて、お一人の方にすべての基板をお渡しするのは、ちょっと趣旨に反しますため、お一人1枚ずつ、3種類あるので「全部くれ」の場合は各1枚ずつの計3枚とさせて下さい。
不具合がなくなった版からは無料配布は止めますけど、フクシマで原発が事故らなかったかったら、政府やマスゴミが正直者だったら、我々庶民が放射線測定などという無駄なことをやらずに済んだわけ。
原発は爆発するわ、政府やメディアはデタラメ三昧だわ、こういう事実を踏まえると放射線測定に関係する分野で金儲けを企てては、広い意味での火事場泥棒と一緒で、庶民を被曝させて儲けてる原発村の人たちと全く同じになってしまいます。
フクイチ由来の放射能をネタに金儲けするのは人の道に反する
というわけで、初期ロットがなくなって有償になっても、1ドル×約105円(TTS)+封筒類+郵便80円 の合計200円くらいで頒布していきたいと思います。
(mbed ボードのほうは 2.4ドル/枚 なので、込み込み 350円くらいか)
(追記)
私が gmail のメールチェックを怠ってたり、google が勝手に迷惑メール認定してメール削除したり・・・という事態も想像されますので、メール下さったのに私から全く音沙汰ないときは、コメント欄から「メール送ったぞ!」と催促して下さると幸いです。
追記(2013/05/31)
5/31 20時現在で残り枠は6名様となってます。
前述どおり部品規格のシルク印字が全て飛んでまして、どこにどの部品を刺せばよいのか基板を見ただけでは分かりにくい状態になってまして、詳しい組み立て説明書は土日で完成させようと思ってますが、もしかしたら私が説明書を書き上げるよりも先に基板が届いてしまう方もおられるかと思いますが、こんな風な事情ですもんで許して下さい。
追記(2013/06/01)
汎用ガイガー検波ユニットの説明書を書き始めました。
こちらをどうぞ。
mbed 開発ボードのほうは解説なくても分かると思われる状態ですが、説明書を書く予定でいます。
今しばらくお待ち下さいませ。