小学生むけ科学展でソーラー展示を頼まれてしまった (準備・前編)

 いよいよ科学展の日程が近づいてきました。
 1ヶ月ちょっと前に打診を受けてから ずっと放置だったわけではなく、いちお主催側の担当の方と事前打ち合わせ&デモやったんですよ、3週間くらい前に。


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 材料は 秋月の5Wパネル に コアウェーブ製USB充電器 を直結しただけのシンプルなもの。
 小学生が主たるターゲットになりそうということで当日は「ケータイ」の代わりに「DS」に置き換えて

災害時でも安心! 電気が来なくてもDSで遊べるぞ!!
(さいがいのときは、じぶんのDSだけじゃなくて、おともだちのDSや、まわりのおとなのひとのケータイもじゅうでんしてあげてね)

というコンセプトでどうですか? って提案したんですけど、その担当者(おばさん)曰く「なんかさ、こう光ったり動いたりするものがいいんだよね。それか、もっとでっかいパネル持ってきてもらって、電気コンロで目玉焼きを焼いてみせるとか」みたいな。


 この前は「好きなことやってもらって構いません」って言っただろぉぉぉ


 予算の話は1秒も出てこなかったし、その目玉焼きに使うであろう卵はどっから支給されるんだよ!!! ってことで、「はい、分かりました」と久しぶりに本気スイッチが入ってしまってました。



 「動くもので何が好き?」と聞くと、10人中9人の子供は「でんしゃ」と答えると思うんですね。


 私も子供のころ大量のプラレールを買ってもらって、作業小屋の二階(約30〜40畳ほど)のスペースを使って所狭しにレールを引いただけでは飽き足らず、窓枠の高さまで長大な登り線路を引いたうえに向かいに建つ住家の2階窓枠へ板を渡して、その板のうえにレールを敷設し「橋脚のない橋」にしたうえで向かいの部屋で一周させて別の窓から戻ってくる路線を引いたり、はたまた冬は冬で、屋根から落ちた雪で2m弱の高さになった「雪の山脈」の山肌にプラレールを敷設し、先頭に麦球を取り付けた長大編成の電車を夜間走行させてみたり・・・
 橋の上で脱線して2階の高さから電車が落ちて大破したり、屋根から落ちた雪で「雪崩」となり軌道が壊滅したり、麦球の配線がいい加減だったためショートして電車のプラスチック外装の一部が溶けたり・・・枚挙ない失敗も幼少期の思い出として昨日のことのように蘇ってきます。


 しかしながらプラレールの駆動力は電池
 「太陽光発電で充電した電池を使ったプラレール」という風では、さっぱり面白くありません。


 というわけで近所のジョーシンで買ってきてしまいましたよ、レールから給電して電車を動かす「Nゲージ


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 子供の頃、大のプラレーラーだった私にとって、決して手を出してはいけない禁断の領域・・・
 プラレールと比べて値札の「0」が一つ多いという非常に恐ろしい世界ですから近づくまいと決心していたのですが。。


 「全部入り」のスターターセットを買ってきても良かったのですが、電車への給電を行う「パワーユニット」なるものはネットで情報を得れば自作できそうな気がしたので、多少は財布の紐を締めてレールだけの入った「基本セット」をチョイス
 紐を締めてみた割には「カント付き」なセットのほうを買ってしまうあたりは笑ってやって下さい。


 レールも決して安くないですが、そこを走らせる電車の値段が凄いですね、2両程度の編成で1万円コース。
 いやはや、こんな遊びに嵌まると諭吉が何人いても足りませんな・・・



 本番の日まで科学展の担当者と会う予定はないのですが、「太陽光発電で得た電力でNゲージを走らせる」 という方向の展示であれば、ケータイ充電器を見せたときとは違う反応があるんではないのかな、と期待しておりますが。
 


 さて、パワーユニットを作るとしましょうか。


 後編に続きます。