新東名で線量が高かったのは島田市焼却場付近だった

 先日の静岡出張 へは、我が家のホットスポットの特定 や、プチホットスポット探し(現地へ再測定に行く暇がなく追跡調査は放置中)に大活躍の、自作の高感度ガイガー(一般的なSBM-20ガイガー比20〜30倍の感度)を車載させておりました。
 いちお走行中でも「ああ、ここ、なんか高いなぁ〜」って分かるようにしてあるんですが、ナビなしで出かけたのと、新東名がどこを通ってるのか事前勉強なしだったこともあって、走行中は自分がどこを走ってるのかサッパリ分からず・・


 「いったいどこが高かったのか?」自宅に帰って NMEA 形式の位置情報つき線量記録を KML 化 させてみましたら・・・
(以下、すべての地図はクリックすると等倍の大きな地図で見えます)

 正午前後に付近を東向きに通過しましたが、掛川市の北の山ん中と島田市の二箇所に、やや強い反応がありました。
 「濃さ」は 青色水色緑色黄色橙色 < 赤色 の順です。


 一般に橋の上は川の水の遮蔽効果で線量が低く出るのですが、大井川の橋の上からその傾向をきちんと捉えたうえで、大井川を超え県道64号の東側にある小高い丘の向こう側の谷筋に入ったとたん、線量が急上昇しています。


 大井川の橋の上の「水色」が 380〜400cpm、「赤」は 600〜650cpm くらいとなります。
 0.1μSV/hのところで概ね400〜450cpmくらいですので、「赤」は0.15μ前後ではないかと思われます。
 空間線量としては差し迫った危険のある値ではないですが、(低いながらも)周辺の1.5倍もの線量にさせている原因物質が付近に多数存在しているはず。


 地下深くにある鉱脈であるとか、管理された密封線源とかであれば、特に心配はないのですが、空間中に漂ってるとなると吸引してしまうリスクがあります。



 高速道路の電光表示板に「横風注意」と出てるくらい割と風が強い日でしたが、同じ道を帰りにも通過しています。
(昼間よりも夜のほうが風が強かった)

 こちらは夜の10時前後、走行の向きは西向き(右から左へ)となります。(色づけの閾値は一緒です)
 掛川北部・島田市ともに、昼間ほどの「濃い」地帯はなくなりましたが、掛川〜島田にかけては全体的に高め傾向。


 島田市のほう、たまたま天然放射線の強い場所に焼却場が建てられただけの「偶然」でしょうか?
 東風(西向きの風)の日は、島田市の焼却場の煙がモロにぶつかる掛川市北部の尾根も、もともと天然放射線を出す鉱石が埋まってるだけでしょうか??


 大井川の堤防とか、付近の谷筋で測ってもさほど反応があるはずないので、焼却煙がモロぶつかる尾根で試料を採取し、線源(核種)を同定しないといけないと思う次第。


 (世間では安全とされている)農薬すら、できるだけ使わないよう細心の注意を払ってる農家の方々も多いと思いますが、そんなお茶の産地のど真ん中で、わざわざ遠くからガレキを運んできて燃やす神経が理解できません。