福島の子供に甲状腺癌
既報のとおり。
これを受けて、福島県民の健康を守るために日夜がんばっておられる方々のコメント
「内部被ばくのあったチェルノブイリ事故でさえ甲状腺がんは発生まで最短で４年。本県では広島や長崎のような外部被ばくも起きていない。事故後１年半しか経過していない本県では、放射線の影響とは考えられない」と東京電力福島第一原発事故の影響を否定した。
「甲状腺がんの進行は遅く、現段階で原発事故の放射性ヨウ素を原因とする症状が出ることは考えられない。今回症状が確認された人は原発事故以前から発症していたはずだ」と指摘する
彼らには「もしかしたら原発事故が原因かも」という疑いの念は一切ないらしい。
特に鈴木真一に至っては犯罪的とも読めるデタラメを連発している。
「内部被ばくのあったチェルノブイリ事故でさえ」という部分に強烈な違和感を感じませんか。
「２週間で石棺作業が終了し事故を収束させたチェルノブイリ事故でさえ甲状腺癌の発症を避けれなかった」の誤植？
私だったら「チェルノブイリでは発症まで４年かかったのだから、１年半で発症者が現れたフクイチはチェルノブイリの４倍の放射能を撒き散らしたかもしれない」という仮説を立ててみると思いますが、この人たちには想像もつかないのでしょうか？？
「人権無視の共産国家・ソ連のことだから、住民の健康被害を隠蔽しまくっていて、ようやく４年後に被害を認めた」という穿った考え方も出来るはずです。
「３号機は水素爆発」には何も根拠なく、保安員（電気の＋と−すら理解できていないような文系官僚）が口から出任せでテレビカメラに向かって喋ってしまったので、東電・清水社長の鶴の一声「はい。いいです。これでいいから。スピード勝負」ということで「水素爆発」に決定しました。
個人的には 格納容器 and/or 燃料プール が核爆発を起こしたと思ってますし、これがもし水素爆発でなく本当に核爆発だったとしたら「チェルノブイリの４倍（もっと？）」という推論が成立すると思います。
さらに、まるで福島では内部被曝がなかったかのように語られていますが、ザルの検査しかしていないだけ。
何の根拠もなくマスゴミが毎日のように安全だと連呼し続けるから、それに騙されて、家庭菜園で出来た野菜の危険性を知らずに（検査もせず）黙って食してしまっているだけの話。
内部被曝がないのではなく、内部被曝したことを証明する手段が住民に与えられていない、と言い換えるべきところ。
本県では広島や長崎のような外部被ばくも起きていない
「広島や長崎のような外部被ばく」って何ですか？
特に福島原発の北西方角は１ヶ月にわたり「安全だ」と騙して住民を住まわせていたので、広島長崎の爆心地に匹敵する（もしくは超える）累積線量を浴びたと思われます。
しかも、広島長崎の場合は汚染地区が数キロ（立ち入り不能な範囲は２キロだったと思う）の範囲にとどまりましたが、福島は数キロで済んでますか？
「広島や長崎のような外部被曝がない」のではなく、広島長崎の爆心地のような全身火傷がなかっただけ。
放射線管理区域に匹敵する環境下であって原発作業員であれば当然に携行が義務づけられている線量計の保持・記録がないため、「外部被曝したことを証明する手段を住民に与えていない」だけの話です。
「本市（福島市）では」というべきところ「本県（福島県）では」と間違えて喋ってしまったのかもしれませんが、この発言には浜通りの人が断固抗議すべきところでしょう。
甲状腺癌などというものは主に壮年期の人が罹るもので、それら年代の方は甲状腺に限らず癌の進行は若い人に比べて遅いという一般論として間違いはないですが、子供の癌の進行速度が、どんだけ速いかすら知らないヤブ医者ですか？
どいつもこいつも、過去の症例からみて「福島原発が原因とは限らない」って言ってますが、今回の事故に過去の症例なんてものが全く当てはまらないことを、さっさと認めるべきです。
