指示されて…気象庁、ようやく拡散予測を公開
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行っていたにもかかわらず公開していなかった問題で、同庁は5日、拡散予測を初めてホームページで公開した。
ドイツやノルウェーのサイトへ出向いて日本の放射能予報を見なきゃいけないなんて一体、って嘆いていていたら、さすがに気象庁にクレームが殺到したのだろう、ようやく公開し始めたらしい。
で、早速 気象庁のトップページ を見ても、それらしいリンクが見当たらず・・・
探してみたら見つかりました。
ホーム → 気象等の知識 → 気象業務の国際協力と世界への貢献 → 気象災害の防止に向けた協力 → 環境緊急対応地区特別気象センターについて → IAEAからの要請と当庁が作成した資料一覧
直接リンク
どんだけ深いところに・・・ふざけんな!
常識的な人の考えでは、トップページに堂々とバナーリンクを張るべきだと思うわけですが、こいつら、頭のネジが飛んでないか?
でリンク先を見ると再FAXを何度も繰り返したような御粗末なPDFが・・・
ドイツやノルウェーは一般向けに、見やすく画像処理して公開してくれているというのに(しかも地震があって1週間足らずで)
向こうも日本と一緒で公務員がやってる組織だと思うのですが、なぜにここまでレベルの差が広がってしまっているのか・・・
電子政府(政府のIT化)ってのは、eTax を普及させるために税金を注ぎ込むことじゃないんですよ!!(怒)
あと最初の読売の記事に載ってる画像ですが、ぱっと見て「10兆分の1ベクレル」とか、ありえない低濃度じゃん!?って思って、よくよく確認したら
放出されてる放射性物質、1ベクレル2ベクレルの単位次元じゃないだろ
実際には何億ベクレルの放射性物質が今もなお放出されているか私たちには知らされずじまいだが、現実的な放出量を掛けた値で算出しないと全く意味のない数字。
少しは改心したかと思った読売だったけど、今回のようなイラストを作るあたり、行間の読めない国民をミスリードさせる気持ちは衰えていないらしい。
検察トップしか知り得ないような機密情報すら「関係者」から聞き出せるほどの取材網を持ってるんだから、同じように「関係者」から絶賛放出中のベクレル数を聞いて、それでイラスト作ってこそジャーナリズム。
気象庁が出した資料に色づけするだけなら、そんなの幼稚園児の方が上手にやってくれます。