滋賀・鴨川の木材チップは数億ベクレルの核廃棄物

 超高感度なガイガーを車載2本体制にしてからというもの、アスファルトが発する放射線量が場所によって違うことに気がつき始めた今日この頃ですが

河川敷にセシウム含む木材チップ 2百〜3百トン、琵琶湖近く


 滋賀県は17日、同県高島市安曇川町下小川の琵琶湖近くにある鴨川の河川敷などに木材チップ200〜300トンが放置されているのが見つかったと発表した。


 県の調査でチップからは、最大で1キログラム当たり3千ベクレルの放射性セシウムが検出された。水との接触の防止など特別な措置が必要な基準(8千ベクレル)は下回ったが、再利用可能な基準(100ベクレル)は上回った。県は「どこから持ち込まれたか調査中」としている。


 県によると、チップは河川工事などに使う通路に敷かれていたほか、土のう袋77個にも入れられていた。4月下旬に付近の住民から情報提供があった。


http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013091701002563.html

 放射性チップが見つかったことも由々しい事態だけれど、それよりも怖いのはシレっと「再利用可能な基準(100ベクレル)」なんて書いてしまってるあたり。


 核廃棄物の(黄色いドラム缶に隔離されるべき)基準だった 100bq/kg が「再利用可能な基準」とは世も末。
 食品の基準も核廃棄物の基準と一緒になってる時点で、既に十分にトホホだが。。。


 日本全体を満遍なく北関東レベルまで汚してしまえ(そうすれば北関東の汚染が目立たなくなる)という空気すら感じます。


 木材チップは幸いにして今回の豪雨で流されずに済みましたが、これもし流されていたら全量が琵琶湖に入ってました。
 関西の水源に総量で数億ベクレル(3000bq/kg×300tだと9億ベクレル)もの放射性物質が流れ込むところでした。


 フクイチの事故さえ起きていなければ、サリン事件に匹敵する「テロ事件」に認定されていたレベルです。


 車載ガイガーに反応するほどの汚染トラックが普段から走ってる状態ですから、まだまだ氷山の一角でしょう。