検察審査会に権威なんてないわけだが

 昨日夕方のトップニュースは、検察が不起訴とした小沢氏を、検察審査会が「起訴相当」と決めた、という点。
 小沢を失脚に追い込まないと自分たちがヤラれると必死になっている組織がマスゴミをも動員して頑張っているので予想通りの結果ではありますが、さすがに小沢ネタは賞味期限が切れているのではないでしょうか?


 まず検察審査会とはなんぞや?という点を誰も報道しない。

★検察審査員に選ばれた人は!

 検察審査員の仕事は、市民としての健全な常識があれば十分に果たすことが出来ます。法律などの知識は全く必要ありません。任期は6ヶ月で、その間、審査会議に出席する回数は大体、月に2〜3回くらいです。出席したときには、旅費・日当などが支給されます。
 あなたが検察審査員に選ばれたときは、検察審査会の役割を理解され、進んでこの務めを果たすようにお願いします。

全文こちら

 てな話です。
 「法律などの知識は全く必要ありません」とは驚くを通り過ぎて、なんと言って良いものか・・・


 つまり雰囲気的に「悪そうな気がする」と思えば「起訴相当」を評決するわけだ。
 証拠がなくて不起訴になったのに起訴しろ、とは・・・
 最低限心に留め置くべき「推定無罪の原則」すら知らない、本当に法律的に無知な人たちの集まりのようです。


 ハッキリ言って素人以下であるわけだが、このような次元の人の評決に何の力があるのか?
 一番大事なことをどこも報じない。


 捜査のプロが1年かけても見つからなかった「決定的な証拠」を3ヶ月のうちに調べて起訴しろ、という物凄い話だ。
 検察審査員が買収された、とまでは思わないが、少なくとも「法律などの知識は全く必要ありません」の要件を満たす人たちの集まりであることは確実。


 しかも、この手の微妙な審理物で11人全員一致、なんてことが普通に狂ってる。
 まだ 6対5 とか、7対4 とか、そーいう評決結果であれば多少は信憑性をアピールできたのにね。
 場の雰囲気がそういう風だったのでしょう。
 権力抗争の巣窟である政治案件を一般市民で構成する検察審査会で諮ること自体に無理があります。
(政治抗争のゴタゴタに巻き込まれたくありません、場の雰囲気で「何が大樹か?」を探しますから)


 マスゴミは小沢が窮地に追い込まれたと一斉に騒いでいますが、窮地に追い込まれたのはむしろ、存在しない証拠を3ヶ月以内に揃えないといけなくなった検察の方でしょう。


 民主党は仮に参院選過半数を割っても、なんら政治運営に支障を来さないわけですから。
 これまでの自民党参議院を無視して数々の法案を強制可決し続けてきたことと同じことを次の衆議院選まで続ければいいだけの話です。
 マスゴミが誘導尋問的に行う世論調査の結果がどうなろうが、政治運営に全く支障を来しません。


 ただ問題は民主党の中にもオツムの軽い人が大勢いて、彼らが勝手にオウンゴールをし始めるという点・・・
 「小沢氏が失脚しないと困る組織」のスパイが民主党に紛れ込んでいるのかもしれませんがね。


 与党なんだから、ハラを据えろ、と言いたいところ。
 中でゴタゴタ政治ゲームしている時間的な余裕は日本に残されていないのですよ!


 ただ 台本がショボ過ぎる でも書いたように、4月に入ってから「小沢氏が失脚しないと困る組織」が画策する数々の企画が、以前よりも素人ぽくなってきている点から見るに、彼らの上部組織(玄人集団)に何らかの変化があって失脚工作活動から手を引いたのに、下っ端の素人連中(シッポ切りに遭ってる連中?)が最後の悪あがきをしている、という風にすら感じます。


 マスゴミ報道に疑いを持たない一般市民にすら、今回の騒動は異常に見えるのではないでしょうか?
 同じことを自民党の多くの議員がやっていて、逮捕だの起訴だのに発展せずに「書き間違えました、ごめんなさい」で済まされていたのに、小沢氏1人だけに狙いを定めて執拗に攻撃する、という奇怪な点に気がついてませんかね。