のし瓦を外して雨漏り修理

 台風21号来襲の折に、気がついた雨漏り。
 波板で簡易対策して翌週には修繕を・・・って思ってたら22号が来襲し、波板のまま2週間が経過。
 2度の台風でも全くビクともしなかったので、もうこのまま波板のままでいいんじゃないか・・・って耳元で囁く悪魔が現れそうになったので、こりゃいかんと屋根に登ります。


波板状態を撮影し忘れましたが、針金を緩めて冠瓦を取り外します。


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※写真に写ってる麻紐は波板仮設で使った残置物


 新築では決してお目にかかれないであろう赤土!
 さすが築50年超(笑)


 5、6年くらい前にも雨漏りして修繕していまして、黒いところがそうなんですが、「シルガード」です。
 当時の残りが袋に入ったまま物置にあったのですが、取り出してみると岩のようにカッチカチ。


 ここまで硬化するものだったのか・・・こんなもの使うんじゃなかった・・・
 とは今やっと気がついた次第です。


 先に断っておきますが、シルガードという商品が悪いのではなく、
素人施工は原状回復可能な範囲に留めるべき
という大原則を破ってしまったことに後悔しているだけです。


 ということで今回は昔ながらの粘土ベースで行うことにします。
 「屋根瓦の強力下地粘土練りパック」という商品名で売られている屋根土を使うことにします。


 雨漏りはシルガードの終端(土との境目)から起きてるぽい手応えです。
 本職の方からしたら、「どうせ時間の問題だから、のし瓦、全部はずして処置しなおしたほうがいいよ」って言われるのは承知のうえで、確実に漏れてる場所のみの施工とします。(冠瓦2枚分)


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 25kgもの袋を背負って大屋根まで上がると確実に滑落しそうなので、適量を取り分けて登ります。


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 両手が泥んこになり作業中の写真は全く撮れておらず、最後の冠瓦を戻す直前までワープしてしまいますが

  1. 古い土を奥に(漏れてない地帯の冠瓦のほうへ)押し込む
  2. のし瓦の下に土やら粘土やら補充(傾斜ができるように)
  3. のし瓦と冠瓦の間の空間にも粘土(防水と瓦の固定のため)
  4. 冠瓦を戻しつつ、盛りすぎのところは撤去
  5. 緩めた針金を締め直して固定


 こんな風にやってみました。
 ググっても屋根屋のネイティブ広告だらけで、グーグル役立たず・・の状態でしたが、どんなもんでしょ
 とりあえず「瓦の傾斜」に最大限の気配りを施せばいいはず。。。


 瓦の汚れは次回の雨が洗い流してくれるので無視。
 あとは大雨の日を狙って天井裏に潜って確認するのみ、と。


(追記)
 正しい施工方法だったのかどうかは分かりませんが、とりあえず雨漏りはしなくなりました。