テーマホスピタルを x64 で動かす
自宅のパソコンは数年前に Vista を飛び越して、XP から Windows7 へと移行させていますが、変わった周辺機器を使うわけではないので 64ビット版でも良かったのですが、あえて32ビット版をチョイスしてます。
なぜか・・・?
いや、いったんは64ビット版の Windows7 をインストールしたんですけれど、テーマホスピタルがインストールできなかったもんだから、32ビットにしたんですよ。
テーマホスピタル自体は32ビットのゲームなので64ビット版でも動くはずなのですが、インストーラが16ビットだそうで16ビットアプリが動かない64ビットOSではインストーラの実行が拒絶されてしまうのです。
滅多にゲームやらない私ですけれど、テーマホスピタルとシムシティ(3000と4)だけは常に入れておいて気が向いたらいつでも実行できるようにしておきたいが為だけに、Windows7 は32ビット版を選択しました。
世は移り変わり、スタートボタンの挙動で不評きわまる Windows8/8.1 の時代となりました。
Vista をスルーするくらいですから、Windows8 も当然にスルーしてましたけれど、DirectX も動く Hyper-V が搭載されるということで、もしかしたら Hyper-V の中でならテーマホスピタルが動くかも!
で会社のパソコン使って(笑)実験してみましたが
Hyper-V が提供する仮想ビデオカードは256色モードが存在しないらしく、結果的には「高解像度スクリーンの初期化に失敗しました」というエラー。
やっぱりダメか・・・
がっかりすると同時に「インストーラだけが16ビット」という話を思い出しました。
Hyper-V の中の仮想 XP パソコンは32ビットだから、インストールは成功しています。これはもしや・・・・
- x86(32ビットOS)を用意し、そこへテーマホスピタルをインストール(仮想PCにインストールでも可)
- C:\Program Files\Bullfrog 以下を動かしたい x64 パソコンへコピー
- Hospital フォルダに Users グループにフルコントロール付与
- Hospital フォルダの Hospital.CFG をメモ帳で開き INSTALL_PATH= のドライブ記号を CD ドライブに変更
たったのこれだけ。
テーマホスピタルのプログラム Hospital.exe を叩くと、DirectPlay 機能をインストールする旨のメッセージが出力され、Windows の指示に従って入れ終わると・・・
フォルダをコピーした程度なのにあれ不思議、ちゃんと動作してしまいましたよ♪
(ゲームの入った CD-ROM は必要です。CD なしで遊べるわけではありません)
※うまく行かないときは1回再起動してみてください。
(追記)
同じ方法で Windows7 x64 でもいけるのか?と同じPCにクリアインストールして試してみました。
とりあえず全く同じ方法だと色がぶっ飛び。再起動しても変わらず・・
仕方なく Hospital.exe のプロパティから互換性をゴニョゴニョしてみたら、少々の制限があるもののゲームが出来るようになりました。
どんな制限かって??
ログインして初回のプレイはいいのですが、終了させたつもりでも中に何か残るのか分からないですが、2回目以降の起動は色がぶっ飛び。
Windows からログオフしてログインし直すと大丈夫になりますが、稀にログオフ/ログインし直してもダメなときがあって、そん時は再起動。
Windows8 だと互換設定を何も弄らず、かつ、ログオフ/ログインし直すことなく何度でも普通に動作するのですが、いったい何が違うのだか・・・
まぁ何はともあれ、以外と簡単に 64ビット版の Windows でテーマホスピタルが動作するぽいので、どうぞお試しあれ。
(追記)
上記実験を会社のパソコン使って行ったうえで、自宅のメイン機を Windows 7 の32ビットから64ビットに入れ替えてみましたが、Windows 7 のときとして書いていた「色ぶっとび対策」でも改善されず色がぶっとんだまま。
グラボか何かに依存するのかもしれません。。。
会社で試したのはデルのパソコンで、たぶんインテルのオンボード。
自宅のは(色ぶっとびが改善できなかったのは)Radeonの6700シリーズのなにか(細かい型番は記憶になし)