変速機を取っ払った新型アコードが凄すぎる
フィットSUVディーゼルの登場を待ち焦がれつつも、以前ほどには車に関心がなくなってしまい、今の私の足車は28万円で買った中古の軽SUVで完全に満足する体になってしまっていますが、久しぶりに強烈なインパクトを私に与える車が登場!
私自身ハイブリッド車に対しては
- 車体重量の増加
- 部品点数が大幅に増えたことによる故障の危惧
- バッテリーの寿命
などの点で、いまいち良いイメージがなく、前にも書いたとおり、次に欲しい車はディーゼル一択となっているのですが、このアコードハイブリッドは自動車史に新たなページを書き込むのではないか?と思うほど斬新
なんと 変速機を取っ払っちまった
6MTだとか5ATだとかCVTだとか、いろいろな仕組みがありますが、新型アコードはエンジンの付いたハイブリッド車であるにも関わらず、「変速機」という非常に重要な(あって当たり前とされた)機構が存在しないようなのです。
MT車の人はよく分かると思いますが、高速巡航中はほとんどトップギアに入れっぱなしで、よほどのことがない限り変速操作をしません。
反対に市街地の中低速時、特に渋滞の時なんて数え切れないほどの変速操作をしなくてなりません。
CVTやAT車の場合は車が勝手に変速操作をしてくれるので、AT限定免許の人には「変速って何?」っていう風で、そもそも車が勝手に変速操作をしてくれていることにすら気がついていない人もいるかもしれませんが、車が自動でやってくれているだけの話で変速機は必ず付いています。
そんな変速機の存在意義をよくよく考えたら、「発進」と「高速巡航できないとき」があるから必要なだけなんですよね。
ちなみに電動モーターはエンジンと違って始動直後から十分なパワーがでるので、変速機は不要です。
(新幹線にも変速機はありません)
- エンジンだったら変速操作が必要な運転シーンは全て電動モーターで走る
- 変速操作が要らない高速巡航時はエンジンで走る
- 電動モーター使ってばかりだと電気が足りないからエンジンで発電する
「エンジンを発電に使う」
これは目から鱗の発想ですね
エンジンが完璧な発電目的となれば、普通のエンジン式発電機と同じで、エンジンが最も効率よく回転する条件でひたすら発電機を回していればよいわけですね。
ハイブリッド車だとバッテリーの重さが馬鹿にならないですが、変速機だけで100キロ前後あるので、その部品を省略できるということはコストの面のみならず軽量化の面でも非常に有益じゃないかなと思います。
MT車でもシフトダウンしたくなる上り坂では、シフトダウンができない代わりにモーターがアシストする仕組みなのでしょうね。
中央道の諏訪の近所とか、ずっと上り続けるところで、どんだけ長い間モーターアシストしてくれるのか、その点だけはちょっと不安が残るものの、「変速機を取っ払うことで得られるメリット」は計り知れないように思います。
そんな長い距離の上り坂だって、ナビと連動すれば「もう少しで上り坂が続く区間に入る」ってわかるので、あらかじめ発電用エンジンを回しておいてバッテリーを満充電にしておくとか、そーいう「考える車」という方向性へ持っていけそう。
ホンダの中の技術者の人たち、ウキウキしながら楽しく設計してるんでしょうね〜