散々報道がなされている白馬の崩落遭難事故。
ガイドとその客が犠牲者のようだ。
下山中の大学生パーティの話からも、現場は土砂降りだったという。
この冬の 宝剣岳(木曽駒)での遭難事故 は自称ガイドの引率によるものだったが、今回の事故は燕山荘OBで主に構成する 安曇野山岳ガイドクラブ の構成員だ。
白馬でプライベートガイドを付けるということは、よほどの初心者と思われる。
(同じく被害に遭われた)客との間で出発前の判断でどのようなやりとりがあったか分からないが、完全にガイドの判断ミスによる人災だろう。
中には、「たまたま崩落事故に遭遇してしまっただけ」と弁護する人もいるかもしれないが、「このような天気の時には山に入ってはいけない」という最も基本的なコトを初心者に教える機会を無駄にしてしまうガイドだった、という話だ。
燕山荘という台風直下でも登れるような安全な所に長く勤めていると、悪天中止という発想がなくなるんだろうか。
安曇野山岳ガイドクラブは、どのような基準で構成員の登録をしているのだろう。
これほどお粗末なガイドを擁しているとなると、他の構成員もコネだけで所属しているような気がしてならない。
(日本はガイドに資格がいらない国だし・・・)
このガイドも客に対して事故における免責契約書を書かせたと思うが、初心者の署名なんて無意味だ。
自称ガイドでもコネで公認ガイドになれる、この異常な状態を何とかしてもらいたいもの。
ところで、この「公認」って一体なんだろうね。
巷で「公認」と枕詞の付く営業トークにはロクなのがないわけだが。