某Y掲示板のトピ主が遭難!? (続)

 トピ主が行方不明!?と書いたけど、状況的にトピ主が遭難主導者本人である確率が非常に高くなった。
 今回の遭難事件に関しては非常な憤りを感じる。


 このトピ主は 「ヒマラヤ・シングチュリ西壁ダイレクト日本人初登、冬季グランドジョラスウォーカー側稜単独登頂、アイガー北壁冬季単独登頂等の些細な経験」と華々しい経歴を些細と謙遜した上で 1994年2月のアイガー北壁記録 をしている。


 1994年と言えば24年前であり、氏18歳位の話である。
 18歳の若さでアイガー北壁冬期単独の偉業を果たしたと言ってるのだが、その記録は全くない。(秘密裏に行ける場所・状況でも無かろうに)
 「ヒマラヤ・シングチュリ西壁ダイレクト日本人初登」の記録も同じくないし、「日本人未踏」として紹介している山岳会ページもあるほどだ。

 ネガがあるけど焼いた写真はない という不自然な状況(普通はネガを紛失するものだし、ネガがあればいつでも焼けるから写真がない、という理屈は変)


 それだけの技量の人で 深雪で戸隠を断念 と。
 10分で降りれるところを、どうやったら2時間かけて登れるのか。
 ツボ足で肩までのラッセルでもしてたの? 一人だとラッセルしても歩きやすいトレースは付かないから帰りもラッセルでスピードアップできないし、状況が想像できない・・・
 スコップ片手に側溝のようなトレースでも作りながら進んだのか!?


 唯一あのトピで12月末に御一緒したことのある yamakan540 さんは、この事件に際して音沙汰なし。(オフラインで会ったことがあれば普通は真っ先に心配するものと思うが)
 ID 間違えて書き込みした bs540_kazu_goal の別ハンドル らしいけど、この人は女物のパンツを買っていて ネットに接続できる普通の生活をしているぽいのだから、今回の事件に何らかのコメントが合っても良さそうなのに。


 どこまでが真実でどこからが脚色なのか?


 そもそも宝剣に初心者を連れて行くなら浄土乗越を経由してのピストンが然るべきであり、極楽平からの稜線歩きは計画自体が狂ってる。
 稜線もそれなりに難所なので何かあった時に退路がない。
 宝剣に近づいてからでは天候急変でも引き返せない(宝剣を超えて浄土乗越を目指した方がマシという判断をせざるを得ない)


 あくまで稜線周回コースを歩くことが最優先で 「時間が有れば雪上訓練(滑落停止、アイゼン歩行、ザイルワークなど)を出来るかも?」だって。
 常識的には雪上訓練が先であって「時間があったら宝剣まで行けるかもしれません」だろ!?


 なぜに、雪山初心者をそんなコースに執拗に誘ったのか?
 新穂ロープウェイで丸山(or 独標)でも十分に緊張ある山歩きを味わえるし、中アに拘りがあれば主峰・木曽駒を目指せば良い。
 どうせ道すがら宝剣の険しい山並みを左手に見るわけだから、初心者当人にもどのようなトコなのか予習できるはず。


 「ステップを刻む」という言葉、私自身、夏の一般縦走路に対しては意味を成さないと思っている人であるが、さすがに今回のような「退路を断ち切った戦艦大和的な山行計画」は完全に理解の範囲を超える。


 「自殺するにあたり道連れとする伴侶が欲しかった・・・」としか考えられない。