軽トラをユーザー車検してきた
我が家に軽トラがやってきてから早くも1年。( やってくる やってきた )
当初の 60km/h 以上出す気が起きないほど不安定な走りだった原因はタイヤであることがわかり、交換後は 80km/h でも安定して走れるようになりました。
うちに来てから1年間の走行距離は僅か 1000キロ。
潜って下回りを眺めてみても腐食や油脂類の漏れが見当たらないため、「もしやこれならいけるか?」とダメ元でユーザー車検とやらに挑戦してみることにしました。
まずは 予約サイト から希望する時間帯を予約します。
午前ラウンドの未受検車両が大変多い為、予約されたラウンドで受検される様、ご協力お願い致します。
また、午後ラウンドから午前ラウンドへの変更は出来ません。
という注意書きがありましたので、きっと午前のほうが空いてるだろうと思い第2ラウンドの枠で予約。
(車検場付近の通勤ラッシュ具合が読めないため、ラッシュが終わってからの時間枠で、という風)
新しい自賠責は自分で先に用意しとかないといけません。
どこの保険会社でもいいのですが、任意保険と同じほうが万一のときにスムーズなので、同じところに頼むといいでしょう。
自分はJA共済なので、JAに出向いて申し込んでおきました。
エアーフィルターが詰まってると排ガス検査に不利なので、そこだけ交換して出発!
(あと発炎筒の期限が切れていたので、メイン車のものと交換、笑)
夏に ヘッドライト(シールドバルブ)の球が切れ、小糸のハロゲンバルブに交換 しています。
光軸調整のネジには触れないで交換しましたけど、レンズ面が違っているのだから絶対に光軸がズレてるはず。。
100% 落ちるのが分かってるので、付近にあるであろうテスター屋さんで光軸だけ取ってもらおうと思いウロウロするも、運送屋と物流倉庫だらけ。
トラックが爆走する治外法権エリアみたいな状態で、肝心のテスター屋さんが見当たらず。。
どんどん時間が迫ってくるので、車検場で教えてもらおうと先に向かいます。
印刷した地図を片手に「光軸だけ自信ないから、近所のテスター屋さんを教えてちょうだい」と受付のおばちゃんに。
いくつか印を付けてもらったのですが、最も近そうなところに急行します。
舟津の交差点からルートインに向かって道なりに右を選択してしまったので通らなかったのですが、ルートインのところで左に折れてれば 見つけられたんですねぇ。
光軸だけ、1500円(税込)で検査と調整とやってくれました。
(車が平成9年式でハイビームのみの検査なので安かったのかもしれません)
改めて車検場へ急ぎ受付します。
ユーザー車検が一般的になっているのでしょうか。
張り紙の示すとおり 5番窓口に向かい、お姉さんに手ほどきしてもらいます。
3枚の書類に必要事項を記入しますが、壁や机に書き方が貼られているので、それほど難しくありません。
車検証を書き写す感じで、名義変更のときよりは遙かに簡単です。
※走行距離を記入する欄があるので、予め距離をメモっておくように
※押印する箇所あり(三文判で可)
んで違う窓口で、検査手数料(1400円)を支払い書類に判子をもらいます。
さらに違う窓口で、重量税(8800円)の印紙を購入し、これは自分で書類に貼り付け。
この3枚に加えて
を添えて「車検は初めてなんですが」と最初の窓口に渡すと、天下御免の免罪符が貰えます。
これで怖いものはありません!
「1コースに並んでください」って言われたので、並びます。
並んでる途中で係員さんがやってきて、ウィンカーを点けろとかホーンを鳴らせとか言ってくるので言われたとおりに操作しますが、基本的には前の車が先に検査を受けてるので、それを見てれば大体の手順は分かるかと。
前の車がボンネットの中をチェックされていたのを見て、先に助手席の荷物を退かして座席のロックを外しておいたので、車台番号の確認はスムーズに出来ました。
合格印ぽいのをもらって、いよいよ建屋の中へ。
排ガス検査は、アイドリングのまま棒をマフラーに突っ込んで暫く待つだけ。
電光表示板に「○」が出たら合格です。
書類を機械に差し込んで合格印を打ってもらいますが、係員さんが近くにいるので何ら問題なし。
次はサイドスリップのテスト
とはいえ、1速・半クラの微速前進で機械の上を通り過ぎるだけでヨシ。
その次はスピードテスト。
「ここに前タイヤが載るよう進んで来て」と係員の指示に従って進みます。
40キロを指したところでライトをONにするのですが、2速でモタモタやってたら「さっさと3速入れて!」って催促されてしまいました。
機械の上でのシフトチェンジは何となく怖いですが、何とか3速にあげてアクセル踏んでると外から係員の手が伸びてきて、メーター40キロのところでライト操作されてしまいました。
無事に「○」をもらい、そのままヘッドライトの試験に。
ハイビームのまま待ってれば勝手に機械が左右とも測定してってくれるので、これはラクチン。
ついさっき光軸を取ってもらってるので安心していられます。
写真を撮る余裕もあるくらい(笑)
さて次がブレーキテスト。
次の機械の係員さんの言われるところまで微速前進しますが、これが大パニック。
ブレーキ踏んだまま、ぼーっとしてたんですが、電光表示板は「ブレーキを離してください」になっていたらしく、係員さんから「ブレーキ離して−」と大声が。
本当は電光表示板に従って自分で操作しないといけないのですが、ほとんど係員さんの大声に従って操作する状態になりつつも、なんとかこなしていきます。
フットブレーキの試験に続いてサイドブレーキ。
これも事前勉強してあったので心構えはしていたのですが、「サイドブレーキを引いてください」の表示に従い、いつもの調子で引いてやると、いきなり「×」
予想外の「×」に戸惑い焦ってきます。
自動で再検査になるみたいなのですが、「サイドブレーキを引いてください」の表示が出た瞬間にチョッ早に引いてやったら、またも「×」、「引くのが早すぎ−」と係員さんに怒られ、3回目の試験では気持ちゆっくり引いたのに「×」
まさかサイドブレーキで車検に落ちるんか?
ってところで係員さんが身を乗り出してきて「こんな古い車はワイヤーが伸びきってるから、もっと思いっ切り引かなあかん!」と助言をくれつつ、インターカムで「サイドブレーキ再検査」って誰かに指示してくれました。
言われたとおり、サイドブレーキのワイヤーが切れるんじゃないかと心配になる位に渾身の力で引いてやったら見事に「○」
「良かったな」と声をかけてくれた係員さんの背後に後光が見えた気がします。
次のリフトアップのところは、言われたとおりハンドルを左に切ったり右に切ったり。
カンカンとハンマーで打音検査を受けて・・・
無事に最後の合格印をゲット♪
これを最初の窓口に持って行くと、新しい車検証とステッカーが♪♪
所要時間は1時間ちょっと。
検査場の混み具合にもよりますが、要領が分かれば30分で出来そうな手応え。
かかった総費用
自賠責 | 26,370 |
光軸調整 | 1,500 |
重量税 | 8,800 |
検査料 | 1,400 |
平成9年式なので18年経過として重量税が割増されているのですが、20年間で僅か22500キロしか走っていない(車を使っていない)のだから、そんじゃそこらのエコカーよりも遙かにエコなはず。
これだけエコに貢献しているのだから、むしろ割引されるべきと思うんですけど・・・
ほんと腐った政府に腐った税制ですわ。
このほか、1年おきに春の軽自動車税が6000円(殆ど軽トラ使わずエコなのに割増)と任意保険が22000円ほど。
車検毎の費用は2年分だから半分にして1年分を計算すると、年に1000キロしか使わない軽トラであっても5万円もの維持費がかかるという・・・