汚染水の海洋流出は事故直後から続いたまま(直後よりも増えている可能性あり)

 世間は地下貯水槽から数百トンの汚染水が漏れたいう話題で持ちきりだが、毎日(意図せず)海へ漏らしてる量に比べたら極めた些細な誤差みたいなものだ。

福島第一湾内 汚染水流出継続か 東京海洋大教授が試算


 東京電力福島第一原発の港湾内で海水の放射性セシウムの濃度が下がりにくい状態が続いていることに関し、汚染水の海への流出が止まったとされる二〇一一年六月からの約一年四カ月間に、計約一七兆ベクレルの放射性セシウムを含む汚染水が海に流れ込んだ恐れがあるとの試算を、東京海洋大神田穣太(じょうた)教授がまとめた。

 東電は、一一年四月に一週間で意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量を、約一五〇〇億ベクレルと推計しているが、その百倍以上に当たる。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013032402000124.html

 1年4ヶ月間で17兆ベクレル = 69週間で17兆ベクレル = 1週間あたり2445億ベクレル


 なんと・・・
 1年4ヶ月間の推定平均漏水濃度は事故直後の1週間の なんと1.6倍


 今回は1000万bq/Lの汚染水が130トンくらい?(合計13億ベクレル?) 漏れたとか言ってますが、平均349億bq/日(2445億bq/週÷7日) からみたら誤差みたいなもの。
 地上の目に見える汚染水タンクの漏洩は何とかなりますが、地下水経由で海洋流出している分は完璧にお手上げ。


 こんなこと書くと大変に不謹慎ですが、349億bq/日 もの海洋放出を食い止めることはもはや不可能。


 今ただちに海が死んだわけではないですが、数十年かけてジワジワ殺されていきます。
 少なくとも核燃料の取り出しに成功する日まで漏洩は増えることはあっても減ることはありません。


 以前から予想していた通りではありますが、さすがに完璧に詰みました。