小沢氏の失脚を狙う動きは国益なのか、それとも・・・

 またマスゴミが「関係者の話として・・・」という枕詞を付けた話題で騒ぎ出している。
 関係者≠検察内通者 である場合には、はっきり言って個人の名誉棄損にあたる内容を垂れ流ししているわけだが、これだけ自信満々に喋っているということは 関係者=検察内部 であろう。


 つまりは国家公務員の守秘義務違反を公然に幇助していることになる。
 過去に些細な「守秘義務違反」で職場から追放された元公務員の人たちにとっては、実に複雑な心境であろう。
 検察には目の前で行われている犯罪を「見逃す」裁量権も有するのだ。


 で最近の報道のニュアンスは微妙に変わってきている。
 以前は「政治資金報告書への不記載」とか「虚偽記載」という表現になってきたが、ここ最近は「陸山会の土地購入をめぐる事件」という名称に置き換えられた。
 普通であれば、「めぐる」と「事件」との間に、具体的な容疑内容が当てはめられるべきところだが、この容疑内容に当たる部分は 視聴者の想像力で補ってください、という酷い状態だ。


 「4億円の不記載」については、実際には 官報に正しく記載されていた のだが、官報には載せてあっても政治資金報告書の方に載せていないから・・・なんていうコジツケが容疑内容のようだ。
 官報に載せれば公開したことになる、というのは社会の常識なんだが・・・


 だから報道では「政治資金報告書への4億円未記載」と報道されていたわけだが、ここにきて官報に載ってたことが一般にも知られ始めたため「陸山会の土地購入をめぐる事件」と何が問題なのか分からない表現となったと思われる。
 「関係者から聞いた話」を裏取りもせずに垂れ流して、情報の正確さ云々よりも 小沢=悪 という印象操作をしようと手段を選ばない必死な状態に陥っているのは明白だ。


 もともと未記載なんじゃなくて、記載した先が政治資金報告書じゃなかっただけの話であって、それで一発逮捕にまで及ぶ・・・東京地検特捜部がやってることは常識的には完全に狂っている。


 これと同じようなことはオウム事件のときにもあった。
 車庫法違反という形式犯で次々と信者達が捕まっていった。
 引っ越ししたら新しい車庫を確保するのは当たり前として、ナンバーも付け換えないといけないことになっているが、その手続きを怠っている人も少なくない。
 道路を車庫代わりにしているわけでなければ、自動車税は他府県に引っ越しても継続して支払続けれるわけで、車検も普通に通るし、実際には特に実害がないわけで、摘発された場合でも指導(早く手続きしろよ!)で留まる場合が99.99%な状況だったのに、オウムの信者達はこの容疑で一発逮捕されていった。


 小沢一郎の陰にはオウム事件を凌駕する黒い世界が広がっているのか?
 今の時点で潰しておかないと確実に日本の国益に害を与えるのか??


 現代版226事件と言う話もある。
 国益でなくて、単に検察の庁益の維持確保(検察にとって民主党が扱いにくい政権だから潰しておく)が動機だとしたら・・・これはまさに現代版226事件となる。