官僚の書いた原稿を読み上げる野田
首相「原発事故は収束」と表明 ステップ2終了を確認
野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発事故の収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)終了を確認した。本部長の野田佳彦首相は会合で「原子炉は冷温停止状態に達し、発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される。これを持ってステップ2は完了となる」と表明した。
絶対に「事故」とは言わずに「事象(出来事)」と読み替える原発用語集に新しい1ページが書き込まれることでしょう。
これからも絶え間なく冷却を続けないといけなくて長時間の停電が起きると大爆発を起こしてしまう状態ですから、どうして「停止」なんて言葉が出てくるのか理解に苦しむところですが、「冷温停止(ぽい)状態に達し・・」と文字を補間しないと真意を取り違えてしまう点においては「ただちに(は)健康に影響しない」と一緒で難解な日本語ですね。
ほんと言葉遊びのお好きな方々ですこと
で、そんな一般人の国語力では理解できない言葉を作り出すのは東大を卒業した官僚たちにしか出来ない高度な技なわけですが、野田は官僚が書いた原稿をそのまま読み上げる「代弁役」に落ちぶれたようです。
当人も自分が何を読み上げているのか理解できていないことでしょう。
鳩山さんより遙かに酷いのに、マスゴミが全く叩かないというあたりから、野田の素性が知れるというもの。
政治家の使命を封じて官僚の代弁者に徹していれば、マスゴミからも叩かれないし検察も粗探しに来ないし、これこそが長期政権を維持できる秘訣なわけです。
- 未だに原子炉の密封ができず、大気中に放射性物質をダダ漏らし(大半が太平洋に流れててバレていないだけ)
- 格納容器にあるべき燃料は行方不明(コンクリの上に止まっていて欲しい希望的観測でしかないわけだが)
- 1〜3号の燃料プールの燃料棒はどうなった?(3号機のは既に飛び散っていて関東汚染の元凶になっているんでしょ)
- 本当の収束まで早くても40年かかる(それまで地下水と海を汚し続ける、地球の海はあと40年も持つのか)
どこから見ても、チェルノブイリ事故のレベル7を明らかに超えたレベル8の事故のはずです。
(東電は確実に過小報告しているので漏らした放射性物質の総量もいい勝負するかもしれませんし、今も漏らし続けてます)
「避難を余儀なくされている住民が、安心して故郷にもどり・・・」なんて100年はアリエナイ。
ありえるとしたら洗脳によって「安心」を刷り込むくらいか。
東電の資金を使って政府が30キロ圏内を全て買い上げて、放射能に汚染された物の捨て場にするしかないんです。
少なくとも子供さんのいる家庭だけでも避難したほうがいいですよ
ただし、避難にかかる費用や避難先での生活費の面倒を見るお金は出せませんけど
という簡単な人間味あふれる言葉を言えないがばっかりに、どんどん悪循環が広がってます。
避難したほうがいいとは思ってても言えない
↓
避難したほうがいいとは思ってても言えないから、避難する必要がない安全なレベルだと言うしかない
避難する必要がない安全なレベルなんだから、そこで栽培される食料も概ね安全でないといけない
↓
そこで栽培される食料も概ね安全であるためには基準値を超えてはならない
↓
基準値を超えると安全でならなくなるから、500bq/kgまで基準を上げれば安全になる
避難する必要がない安全なレベルなんだから、瓦礫だって安全なはずだ
↓
瓦礫も安全であるべきだから基準値を超えてはならない
↓
基準値を超えると安全でならなくなるから、8000bq/kgまで基準を上げれば安全になる
この完璧な理論に刃向かうやつらには「風評被害の加害者」というレッテルを貼ってやれ
さすが超難関の東大文Ⅰに合格できる官僚は頭がいいね
凡人とは感性が違うよ
と官僚の悪口ばかり言ってますが、災害の原因が人災であるか天災であるかに関わらず、最終的に自分や家族の命と健康を守るのは自分しかいないと思う次第です。
役人から「避難しましょう〜」と言われないと判断が出来ない人がいかに多いか身にしみて感じています。
「避難しましょう〜」と言われたら「避難にかかる費用を出せ、避難先の生活費も面倒みろ、そしたら避難したるわ」と言い返す人も多いでしょう。
「そしたら避難したるわ」なんて言われたら、公務員じゃない私でも返す言葉は決まってますけどね
「じゃあ、そこにいればぁ?」って
しょせん政府や役所なんてものは、その程度の存在なんです。
登山ガイドと一緒!
ガイドに命を預けるアホはいないですよね。
政府や官僚に命を預けるのは遭難しに行くようなもんです。
彼らは道案内に過ぎません。(その程度のことしかやらないくせに、やたらと高給取りだが)
いくら相手が犯罪者であろうが警察もグルだったら「あいつは犯罪者だ」って言い続けても(短期的には)無駄なんです。
警察や検察も東電に天下り先の世話をしてもらってて、これからも世話してもらうつもりだし、政治屋だって東電は年に数千万円もの政治献金を個人名義でしてくれるし、マスゴミだって東電(電力グループ)は、この不景気に数百億円の広告費を出してくれる・・・と、そんな固い 絆 で結ばれた仲間たち。
清水の和尚さん、なかなか風刺が効いてますね。