初滑り
ようやくスキーシーズン♪
という訳で、既に御岳の近所はオープンしてますので、早速今シーズンの初滑りに〜と出かけた次第ですが、人生におげる初滑り(@スキー場に限定)を経験してしまった。
新雪がコンコンと降り続く中、新雪で締まった雪道を快調に飛ばし午前3時前には駐車場に到着&仮眠を始めたわけですが、途中でトイレに行きたくなって目を覚ました。
用を済ませ車に戻る道すがら、テカテカになってた斜面で足を滑らせ、絶妙な角度で後頭部から着地。
たぶん、漫画に出てくるバナナの皮を踏んだときの一コマのような、それはそれは見事な滑りを実演してしまった。
「ぎゃぁ〜、イテェ〜」と実際に叫んだかどうかは記憶にないが、立ち上がって車に戻ろうにも歩けない。
足が言うことを全く利かず、文字通り七転八倒、全く歩けない。
このままだと凍死する!と確信したので、無我夢中で這って戻る。
車の椅子に座ってみて、自分の異変に気がついた。
「あれ、ここはどこだ?」「何をしに雪の中に来ているんだ??」
車の中を見渡すも、違和感ばかりが込み上がってくる。
記憶が混乱している中、手足が痺れはじめ語彙がどんどん失われていくの感じた。
あとしばらくしたら意識が無くなるような気がしたので、遠慮なく救急車を呼んでもらった。
氏名と年齢を聞かれたが自分の年齢は分からなかった。生年月日は覚えていたのでそれを伝える。
「30分〜40分くらいかかります」と言われ、絶望的になった記憶はあるのだが、その後のことは良く覚えてない。
救急車が来るであろう5分か10分くらい前になって、「センターハウスの前に移動した方が見つけてもらいやすいに違いない」と思い車を移動させてもらう。
意識混迷の状態から脱し、徐々に正常系の判断が出来るようになってきたので、もう一度119番する。
「先ほど通報したときより状態が良くなってきてます。こんな山中まで呼び立てるのも申し訳ないので・・・」と言うと「あと5分くらいで到着しますから」と言われ待つことにする。
やがて救急車がやってきて乗り込む。
血圧やら何やら測った後、実際に運ばれるかどうか?という話になった。
運ばれるとしたら脳神経外科のある中津川まで約2時間の道のりである。
頭を打って1時間近くになってもとりあえず会話が成立する(&記憶も戻りつつある)ことから、「緊急を要するほどではない(本当にヤバかったら既に意識を失ってるだろう)」ということになり、搬送を断ることにした。
誠に申し訳ない、とちゃんと頭を下げれたのかどうか、やっぱり記憶は途切れ途切れで今となっては良く覚えていないのだけど・・・
昼過ぎまで安静にして、夕方に自宅近くの病院の救急外来を訪ねた。
CTを撮られ、「外傷も内出血もありませんし、軽い脳しんとうでしょう」とのこと。
これを書いてる時点(月曜)でも、頭はガンガンしているんだけど、翌日にはこうしてブログを書けているという訳で、確かに「軽い」のだろう。
結果から言ったら救急車を呼ぶほどではなかった、ということだけど、結果が分かない状態において、呼ぶべきどうかの判断は難しいな、と感じた。
もしこれが山だったらヘリを呼ぶかどうかという話になってたわけで。。
本当にヤバかったら、処置の開始までに要した時間によって、後遺症の大きさも変わるだろうし、私の場合は中途半端に意識があったので、余計に混乱した。
今もなお、自分の頭には些かの違和感を感じてる。
今年は2度も三途の川を見てしまったなぁ
ちなみに救急車を呼んだのも人生初です。