かなり前に、ヤマハルーターに黒電話をつないで活用する記事 を書きました。
それから6年も経ってしまったみたいですが、我が家の電話・通信インフラは当時と全く変わっておらず、RT58i(with ADSLモデム)を中核とし、TEL1 にコードレス電話、TEL2 に黒電話 という構成です。
ちなみに TEL2(黒電話) は識別着信許可になってて、あらかじめリスト登録した人からの着信でのみ鳴動するようにしてあります。(セールスなどの電話には黒電話は鳴らさない)
おそらく近所の ISDN 回線が次々と淘汰されていってるおかげだと思いますが、導入当時 1〜1.5Mbps だった下り回線速度が今では 2.5〜3Mbps にまで改善しており、フレッツ光を導入する必要性は低下する一方。
リンク速度 10Mbps に縛ってくれてもいいから、ADSL よりも安い光が来たら速攻で乗り換えるんですけどねぇ
速度面では全く不満ない ADSL回線 ではありますが、問題がなくはありません。
ADSLモデムは回線状態を診断しながら通信パラメータを可変させているらしく、かなり複雑な仕事をしてくれているのですが、モデムの中の人が疲れてしまうのでしょうか、1ヶ月ほど連続通電させていると徐々に速度が低下していくんです。
たまたま回線にノイズが乗ってたときの記憶がトラウマになっちゃってる? そんな感じの挙動です。
このアナログ感が堪りません(笑)
んで、電源を OFF/ON してやれば瞬く間に元に戻るので、気が向いたときにACアダプタ抜き差しやってる次第ですが、つい昨晩も抜き差ししたついでに見たら、なんかこのルーター、前面に USBポート が付いていたではないですか!
RT58i を買って 7年か8年になりますが、このポートに物を挿したことありません。
調べると最新の NVR500 や RTX1200/1210 などでは 3G/4G通信ドングル を挿して「モバイルルーター」として使えるみたいですが、RT58i では USB メモリーが挿せる程度のようで、ヤマハのサイト によれば共有ストレージ(ファイルサーバー)になるわけでもなく、単に config の出し入れを便利にするための保守ポートみたいな位置付けぽい感じです。
実に使えねぇポートだなぁ・・・と感じつつ説明文を読み進めていきますと・・・
USB ホスト機能を使うか否かの設定
[書式]
usbhost use [PORT] SWITCH
no usbhost use [PORT [SWITCH]]
[設定値]
○PORT ... USB ポート番号
●1...... USBポート1
●2...... USBポート2
●省略...... 省略時は全てのポート番号
○SWITCH
●on...... USBポートを使用する
●off...... USBポートを使用しない
[説明]
USBホスト機能を使用するか否かを設定する。このコマンドがoffに設定されているときはUSBメモリをルーターに接続しても認識されない。
また、過電流によりUSBホスト機能に障害が発生した場合、USBメモリが接続されていない状態で本コマンドを再設定すると復旧させることができる。
[ノート]
PORTはNVR500でのみ指定できる。
[初期値]
on
[適用モデル]
RTX1210 RTX1200 RTX810 FWX120 SRT100 NVR500 RT58i
有効固定でも構わないような気がするのに、ポートを無効化させるコマンドを用意しておくあたり、さすがはヤマハ!
試しに RT58i の USBポート にガラケーをつないでみたところ、もちろんガラケーをモデムとして認識するはずはないものの、USBポートへの給電は行われているようで、ちゃんと充電が開始されます。
ふふ〜んとパソコンへ戻ってルーターに TELNET で入って、一つコマンドを叩いてみます。
usbhost use off
ガラケーの充電ランプが消灯しました。
なんと給電も停止する仕様のようです!
usbhost use on
ガラケーの充電ランプが点灯しました。
これだぁぁぁぁっ!!!