YS-GC712 の解体

 代わりの筆箱・・・もとい、ケースを探しに セリアとダイソーとハシゴしたのですが、良いものが見つからないので、しょうがなく解体することに。
 解体ったって最初から基盤むき出し状態ですのでアレですけど・・・


http://dl.ftrans.etr.jp/?640e42264de04dc590ababe2b0bf151c666da6fd.jpg


入口(GM管周辺)から出口(表示部)に向かって順に

GM LND-712 放射線を拾ったらピコって反応する
DC/ACインバータ LM-05100A GM管むけ高電圧を作る
FET K2961 GM管むけ高電圧を作る
トランジスタ(FETのそば) C1815 昇圧調整用
コントローラ PIC16F88 コンピュータのようなもの
トランジスタ(PICのそば) C1815 ピコって反応をPICが読める信号に変換
水晶発振器 8MHz 秒カウントの基準?
液晶 SC602BBWB 16文字×2行・バックライト付
RS232Cレベルコンバータ ADM3202 RS232Cむけ
3端子レギュレター 48M05F 5Vを作る

 こんな感じだ。2SC1815 は中学生の頃に弄ってたけど、まだまだ現役なんだぁ〜と懐かしむ。


 手半田の手間費と基板の版代が分からないが、ざっくり部品原価15000円前後というところか。(入手困難なGM管の高騰を織り込んで2万円弱?)
 まぁ PIC に書かれたソフトもタダじゃないし、恐らく100個に満たないであうロット数から見たら、それほど暴利というほどでもないのは確かだ。(むしろ手半田納品をやめてキット売りにした方が儲かるとは思うが・・・)


 「PIC に書かれたソフトもタダじゃないし」とは書いたものの、実のところ、「PIC に書かれたソフト」が実に利口じゃない。


 デフォルトで表示される平均値は、どうも単純に 累積カウント数÷累積時間 をしているようで、連続稼働すればするほど放射線量の変化への追随性が悪くなり動きが緩慢になってくる。
 あまり激しく追随する必要もないが、数百時間ほど連続稼働させた状態だと、ちょっとやそっとじゃ値が変わらないだろう。
 PC と繋がないで連続計測に使う場合には1日1度はリセット操作をしたほうが良いように感じる。

 
 現在地(1分以内の途中経過)と前回値とを表示する PV/NX のモードは殆ど RS232C 出力のデバッグのために用意したかと思える状態だし、最大値を表示してくれる MX は、起動直後の不安定な時の線量をカウントしてしまっているようで意味をなさない。


 要望を出したら改善してくれるのかなぁ
 PIC代+送料で¥1000-くらいならば、お金払ってでもファームアップしてもらいたいところ。


 どの足に何をさせているかはパターンを読めば分かりそうだし、PICチップはソケットになっていて交換容易なので、これを機に PIC ライターを買ってきて、自分でプログラミングにチャレンジするという手もあるが・・・
 太陽光発電の放電制御のために、PIC を活用しようと勉強を試みた時期もありましたので、これはこれで良い機会かもしれないですね。
 電気工作を志す者は、PICくらいは使えないと・・・・


 とりあえず今日は無駄に眩しい液晶を オーソドックスなタイプ に取り替えて終了。


追記(2011/07/14)
GPS連係可能なガイガーロガーに改良しました