今週末も雨の予報でしたが、昨日くらいから予報が変わり、よい天気になるとのこと。
これはチャ〜ンスとばかりに即席で
新穂〜槍平〜南岳〜北穂(泊)〜奥穂〜西穂〜新穂 (エスケープ:奥穂〜涸沢〜上高地)
なるプランを脳内作成 & 荷造り開始。
いつもは必ず自宅で予め山行計画書を書いて行くんだけど、今日は現地の備え付けで書いちゃえ〜と、少々横着しました。
普段は天気図も確認してくるんですが、昨日は高山地方と松本地方の平野部の天気予報しか見ませんでした。
その結果・・・
もぅ・・・・
やっぱり雨かよ
日曜午後から雨ふるのは構わないけど、出発時点から雨だと完全に意気消沈
せっかくなので付近を少々ドライブ
学生の頃に前泊(移動日)した新穂のテン場には「キャンプ禁止」の酷い看板が
いつから幕営禁止になっちゃったんだろう・・
少しがっかり
そして車を戻すと、いつもあった場所にあった建物がないことに気がつく
某掲示板で知り合った仲間たちと楽しく忘年会を催した旅館が跡形もなくなってる。。
飛騨牛の夕食を頂いた。
旅館自慢の露天風呂もとても良かった。
だけど、なくなっちゃった。。。
雨は上がる気配もなく、何となく気分は帰るモードに入っちゃったんで、家路に着く。
まだ通勤割のかかる時間帯なので、とりあえずは安く帰れる。
んで、高速をぼーっと帰ってたら・・
もうすぐでトンネル出口〜♪と走行車線を流してたら、目の前に突然車が現れた。
無灯火車だ。出口間近で逆光ということもあって、寸前まで全く見えてなかった。
しかも超低速(に感じた)。。
大脳が介入する前に小脳が仕事をしてしまい、少々オーバーなハンドル操作。
タイヤの接地感が突然なくなりスピン状態。
タコ踊りする間もなくノーブレーキで右側壁へまっしぐら。
ここ2週間くらいの間、運転してて「タイヤの空気圧が少ないなぁ〜、早めにエアチェックしなきゃ〜」と、感じながら放置してた。
タイヤの残溝も約2ミリほどと交換間近な状態でもあった。
それらから総合的に鑑みてバランスを失いやすい状態だったと思う。
スローモーション状態とは良く言ったもので、車は姿勢を崩してどこを向いてるのか分からないまま、側壁とナトリウムランプだけが交互に高速で現れる意味不明な視野の中で、助手席で広がってたエアバックが萎んでいく様子を眺めつつ「あ〜ぁ〜、終わ〜りだねぇ〜」という歌が流れる。
「年貢の納め時」とばかりに、実に冷静でいれた。
そんななか、足がアクセルペダルを踏みつけていることに気がついて、ブレーキペダルを踏み直す。
無意味に高回転を続けていたエンジン音(既に側壁への衝突で足回りが逝ってしまっててエンジンだけ空回りしてたと思われ)が静かになる。
やがて車は停車。
進行方向と反対向きになって止まったみたいだ。前部(後続車から見える側)が生きてるか分からなかったけど反射的にハザードランプスイッチを押して路側帯に走って逃げる。
混乱して最初は出口と反対方向に走り始めるも「540m←非常電話→80m」みたいな看板に出会い、正気に戻って 80m の方角へ走っていく。
非常電話を取ってすぐに「トンネル内で事故しました。すぐに追越車線を規制して下さい!」と叫んでいた。
(直後に撮影したものではありません、レッカー移動する直前です)
居眠りはしていないんだけど、注意力が散漫になっていた可能性は否定できない。
いつも無灯火車には気をつけているんだけど、今日の今日は本当に路面の色に溶け込んでいて、全く見えてなかった。
そのまま走り去った(と思われる)無灯火車には苛立ちを感じるけれど、とりあえず相手がいなくて(追突しなくて)良かった。
車の保険はエコノミータイプなんで、相手があれば保険おりたんだけどね。
これまで無事故で保険の等級も上限まで行ってたんですけど、今回は完全に「全損」(全額自腹)だーっ
背中が少し痛いけど湿布はって睡眠薬(ビール)飲んで寝まーす。