在日米軍も中国との合同演習に参加するのか

 沖縄など全国の点在する在日米軍は、主に中国に対する抑止力として「日本を守るために駐留してもらっている」ことになって、莫大な「駐留経費(思いやり予算)」が注ぎ込まれている。
 また沖縄の人たちの負担は計り知れないものがあり、普天間に限らず沖縄の基地移転問題も大きな課題になっている。


 そんなところにこんな記事

リムパックに中国初参加へ 来夏、ハワイ周辺海域


国防総省は22日、2014年夏にハワイ周辺海域で予定される米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)に中国海軍が初めて参加すると明らかにした。米側は太平洋への進出拡大を図る中国海軍との信頼醸成につなげたい考えで、中国側もこれに応えた形だ。


http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013032301001138.html


 中国の脅威から守ってくれている(と思い込まされている)アメリカがその中国と、仲良く共同演習 を開催するのだと。


 日本の対中感情・中国の対日感情、そのどちらもが悪化しているとマスゴミは喜んで宣伝しているが、その主たる原因になった尖閣諸島問題のような領土問題は戦争以外の方法で解決させることはできない。
 国と国の境界線に限らず、日本人同士の土地の境界線だって、実に曖昧だ。


 特に山なんか、接している地主が境界線を画定しようとすると100%揉める。
 「自分のおじいさんは、この木とこの木を結んだ線が境目だと言ってた」「いや、私の死んだじいさんの書き残した手紙には、あそこの岩が境と書いてある」
 双方の親族たちも相手側の主張を聞き入れるはずもなく、自分側に有利なシナリオが真実だと言って主張を崩さない。


 真実を追い求めれば「大昔にさかのぼれば誰の所有物でもない」になるのだから、現実的な落としどころとしては、

  • 相手が主張するところへは建物を建てない
  • 自分が主張するところへは相手に建物を建てさせない
  • そこら辺を歩くくらいお互い目くじらたてない

という風に落ち着く。これが大人の対応である。


 国と国の境界線も一緒だ。(そういう意味において、竹島問題では韓国の幼稚性が際立ってる)
 境界線を明確にするためだけに戦争するわけ?


 中国と仲良く共同演習するアメリカが日本の楯になる覚悟で中国と戦ってくれると思う?
 私がアメリカの指揮官だったならば日本の味方するフリしつつも、将来的には日本よりも発展余地の大きい中国の味方をするだろうし、そのほうがアメリカの国益に適う(笑)


 尖閣諸島などという辺境の島嶼部の細かい境界線で揉める時間があったら、さっさと島の日本寄りにガス田を作ってしまえばいいじゃん!というのが普通の感覚だろう。
 どうせ海底の天然ガスは繋がってるのだから、争うことに利益が伴わない。


 また話が脱線したけれど、意味のない衝突を煽るマスゴミの報道に騙されて「アメリカが用心棒になってもらわないと日本が大変なことなる」と錯覚している馬鹿にも次の参院選で等しく一票を投じる権利があるのだと思うと本当に憂鬱になってくる。



 マスゴミは安倍や橋本たちの「戦争も辞さず」みたいな偏った思想を庶民に普及させるようと熱心だけど、日本もアメリカを見習って、中国やロシアとも合同演習やっていいんじゃないのかな。


 日本人ほどの「争いを好まない人種」は少ないと思うので、本当はどの国の人とでも仲良くなれる素質をもっていると思う。
 事実、悪の枢軸(笑)とされるイランやイラクとも良い関係を維持してきたし、北朝鮮の資金源であるパチンコ産業も潰したりしていない。(故に北朝鮮在日米軍を攻撃することはあっても、日本を攻撃することはなかろう)


 そもそも日本人に限らずアジア人はヨーロッパのような「敵国民の皆殺しを目的とした戦争」をやらない文化圏だしね。