D02HW + DTI 3G 100 + CMR310 〜後編〜
前編 の続きです。
CMR310 は D02HW を公式にサポートしてますが、D02HW は元々イーモバイルのドングルのため普通はドコモ系SIM(DTI 3G 100もドコモ系)を使えません。
WCDMA 対応の通信ドングルなのでハードウェアとしてはドコモ系のネットワークにも接続できるのですが、イーモバイルさんが出来ないように細工して出荷してます。
この通信ドングルはレンタル品でもなく既に私の所有物になってますから、ドコモ網につなげるようにしてしまうことにします。
こちらの方 の方法を参考にさせて頂きましたが、ちょっとだけ迷うかな?ってところを感じたので補足しときます。
※上記サイトで紹介されている dc-unlocker_client はインストールが必要な上に必須でもないので省きます。
1.必要な道具をダウンロードして解凍して exe を取り出しておく
Huawei Unloker
HUAWEI MODEM Code Writer
2.「Huawei Unloker.exe」を実行。
3.「Imei」の場所に D02HWの裏に書かれた IMEI という番号(6桁/2桁/6桁/1桁) を「/」を抜いて入力し「Unlock」を押す。
4.Nck:の右側の数値(8桁)を控えるかクリップボードにコピーする。
5.D02HW をパソコンに刺して「HUAWEI MODEM Code Writer.exe」を実行
6.「Please Select Com Port」を押して「Detect」すると「D02HW(HUAWEI Mobile Connect - 3G Modem)」が出てくるので、それを選んで「Accept」する
7.「Unlock Modem」を押す
8.「Unlock Code」に、先ほどの Huawei Unloker を実行して得られた Nck:の右側の数値を入れる。
これでイーモバイルさんの細工が解け、ドコモ網で使える準備が整います。
引き続き DTI から送られてきた SIM を D02HW に刺して、D02HW を CMR310 に接続します。
CMR310 の LAN につながれたパソコンから管理画面(http://192.168.1.1/、admin/admin)に入り
と接続情報を入力するだけ。
「ログとステータス」→「ネットワーク設定」でステータスが「接続しました」になれば成功です。
追記(2012/08/30)
さて肝心の消費電力は・・?
純粋にテスターで電流を測ってもいいのですが、せっかくなので実際に車載させて 拙作の MPPT 充放電コントローラ で本番さながらに使用してみました。(MPPTネタは更新途絶えてますが、256ステップバージョンで試してます)
CTR350+NS001U+青耳 | CMR310L+D02HW |
4段液晶の上段が発電量(供給量)、下段が充電量、となってます。
充電側は 14.8V/0.1A と共に満充電状態です。
上下の電力差が負荷分となりますが、それぞれルーターセット+若松ネットガイガー(with GT-723F+LM35DZ)の他、コントローラ自身(mbed)が消費する分も含まれてます。
しばらく目で追ってましたが、CTR350セットのほうはトータルで概ね 7〜9W のところ、CMR310 セットのほうは 9〜12W と 2W(5V換算で0.4A)くらい多く電力を消費してました。
いずれ CTR350+D02HW の組み合わせでも試してみようとは思いますが、3G ドングルはウィルコムより電気食いであることは明らかなので、たぶんその差が歴然と出たものと思われます。
NS001U+青耳 はウィルコムだけあって省エネですね。
9W→12W だとバッテリーのみで稼働できる時間が2割強くらい減ってしまいそうなので、しばらくはウィルコム続行かな。
追記(2013/12/26)
全ての面でウィルコム15円シムが上回ってるぽいため、DTI は解約しました。
詳しくは ウィルコムの 15円SIM を D02HW に挿して使う をどうぞ。