ウィキリークスの茶番

 最近はウィキリークスが流行のようですが、それほど核心を突いた内容でもない。
 今回のアメリカの外交文書の件では、アメリカが諸国に対して内政干渉まがいの圧力をかけていることなどが公開されたようだが、そんなこと、マスゴミが報道してなかっただけで既に周知の事実だ。
 少し前に公開された、アメリカがアフガンやイラクで民間人を殺戮しまくっていた件も、報道されていなかっただけで、目新しい話題でもない。


 これからどんな内容が公開されていくのか多少は楽しみであるけど、ぶっちゃけ、これまた壮大な茶番だろうとは思っている。
 トカゲが尻尾を落として見せて大衆を釘付けにした上で姿をくらますのとなにも変わらない。今回の尻尾はアメリカだ。
 騒げば騒ぐほど、尻尾を落としたトカゲ本体を見落とすことになるわけだが、ジャーナリズム精神を自負しているマスゴミたちが馬鹿なのか確信的なのか知らないが(恐らく両方だと思うが)、トカゲ本体を庇うことに専念するだろう。


 しばらく様子見するしかないが、ウィキリークスの暴露で被害が及ばない団体・国が、ウィキリークスの真の元締め(尻尾を落としてみせたトカゲ本体)と見て間違いないと思う。
 すべての陰謀の陰に彼らありと噂されている中東の某国が怪しいと踏んでいるが。


 今回の騒動で、ウィキリークスがリークする内容は、あたかも真実である可能性が高いような錯覚を受けがちになるが、この錯覚は非常に危険であると同時に、その錯覚こそがウィキリークスの真の元締めの狙いでもある。
 真実の情報(重要性はどーでもいい)に1割の大嘘をミックスすると、その1割の大嘘も真実に見えてしまうという人間の脆弱性を突いてきていると思って情報に接する必要がある。


 第1次世界大戦以降の世界紛争の、ほぼ全てがマッチポンプ(自作自演)であるという、最もシンプルな真実が暴露されるまでは到底ウィキリークスを信用することはできない。
(世界の極一握りの超富裕層たちが画策し、1割の嘘を見抜けなかった政府や国民が騙され填め込まれた)
 少なくともイラク戦争に関しては、その真実を暴露することは容易なはずだ。


 ウィキリークスの首謀者の持論である「人間の戦いは個人対公的機関だ」というのは真実であろうが、それを語る当人すら、別の「公的機関」に利用されているという皮肉。
 利用されているのか、本当のところは「公的機関」の中の人なのかは、そこは定かでないが、彼の名誉のためにも前者であることを祈ってやまない。