マイナンバーカードが届いたら直ちに紛失せよ
マイナンバーに賛同できない人たちの間で「マイナンバーの通知カードを受け取り拒否したらいい」的なテクニックが披露されていますが、おいおい小学生かよ、って。
そんな無意味な作戦を、どこのバカが拡げてるんだい?
正しい方法は
マイナンバーを直ちに紛失してコールセンターに連絡し利用停止を申請
です。
って言っても、受け取り拒否が小学生なら、利用停止申請は中学生レベルですが。。。
「いやぁ〜、ついうっかり、有害DMと一緒にスーパーの雑紙リサイクルボックスに出しちゃったかもしれないんですよ」
日常よくある、うっかり話ですよね。
意図せず紛失してしまった側としては、悪意ある第三者に拾われて不正利用されると困りますから、クレジットカードを紛失したときと同じように、せっかく手にしたマイナンバーカードの利用停止を申請せざるを得ません(笑)
実は役所にとって「マイナンバーを紛失される」ということのほうが困るんです。
だからこそ、マイナンバーは大事に、と連呼しまくってるんですな。
この深い意味が分からない人は、黙って受け取っておいて大事にしてくださいね!
以下、雑談〜♪
今世紀で最もむごいと思われるマイナンバー制度が始まり、明日から順次カードが届くとのこと。
PONTAカードの会員番号ですら15桁だというのに、わずか12桁で個人識別してしまうそうです。
なにがむごいかと言ったら、個人に割り振られる僅か12桁の番号が「みだりに知らせてはいけない秘密番号」とされているにも関わらず、なんの防護もなく平文でやり取りされるという点です。
平文?っていうと、「暗号化されていると聞いてるが・・・」と言うでしょうが、書類に記入するのは12桁のマイナンバーそのものなのです。
年度末に勤務先から源泉徴収票をもらうと思いますが、来年度からは源泉徴収票にもマイナンバーが記入されることになっています。
従業員のマイナンバーが漏えたりしないよう各企業に努力義務が課せられていますが、企業に入っていく書類、企業から出ていく書類、それらには生のマイナンバーが記入されています。
仮に政府が言うようにマイナンバーが大事な番号であれば、公開鍵で暗号化したうえで外に(書類に)出さないとあかんでしょ?
なのに平文です。
クレジットカードで買い物した控えはセキュリティを考えて、16桁のうち3桁か4桁しか印字されていません。
口座振替案内の銀行口座番号だって、下3桁くらいしか印字されておらず、他は***で伏せられているにも関わらず、マイナンバーは堂々の平文フル桁。
学生さん、あちこちでアルバイトを掛け持ちすると、マイナンバーを教える先も増えることになります。
仮に単発の日雇いバイトであっても「給与支払いに必要だから教えなさい」と言われれぱ断れないでしょう。
近所の庭の剪定の手伝いして日当5000円をもらって「経費処理する関係で確定申告に必要だからマイナンバーを教えてほしい」というケースだって想定されますね。
マイナンバーを司る番号法という法律では「みだりに他人に知らせないこと」とありますが、一体ぜんたい誰に教えるべきで、誰に教えるべきでないか、みなさん分かりますか?
私も分かりません。
いくら以上の金銭授受があったときとか、なにか基準があるのかと思えば、そんな基準もありません。
「みだりに知らせるな」と言っておきながら、具体的な「みだりに」の範囲は示さないという・・・
まさに、漏れないわけがない、そんな糞制度です。
くら寿司(EPark) に登録すると迷惑メールが届き始めるという有名な「伝説」がありますが、あれだって業者はアドレスを漏らしていないそうなんですよ。
迷惑メールを受け取った側だって、誰が漏らしたのか主犯を特定することは不可能です。
それと全く同じ「伝説」が、マイナンバーでも起きるということです。
更にご丁寧にも、マイナンバーカードには番号のほかに氏名・住所・生年月日・性別という本人確認に多用される情報まで ICチップ内 でなく「目に見える形で」記載されているのだから、空いた口が塞がりません。
目的外で悪用しようと企む方々にとって、まさに「手間いらず」です。
こんなこと書いてる官僚さんは言います。
「そういうことがないよう、漏えいに対しては厳しい罰則を定めてあります」と。
なんか聞いたことあるフレーズですね、つい最近。
「原発はテロ対策してあるのか?」と聞かれたとき経産省の幹部が答えました。
「日本は銃刀法という法律があって銃器類が禁止されているので大丈夫です」って、まさにアレなんですよ。
万一のことは十分に想定されるのに何も対策していないんです。
原発もマイナンバーも一緒。
想定してしまったら負け、原発が爆発しても想定外として逃げ切る、そんな官僚魂がマイナンバー制度にも宿っています。
(追記)2018/08/08
マイナンバーぽい数列を自動生成するサイト を立ち上げました。
実在する番号が出現する場合がありますが、システムの検証などにご利用くださいませ。