水俣と福島に共通する10の手口

水俣と福島に共通する10の手口■


 1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
 2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
 3、被害者同士を対立させる
 4、データを取らない/証拠を残さない
 5、ひたすら時間稼ぎをする
 6、被害を過小評価するような調査をする
 7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
 8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
 9、海外に情報を発信しない
10、御用学者を呼び、国際会議を開く


出典はこちら
特集ワイド:かつて水俣を、今福島を追う アイリーン・美緒子・スミスさんに聞く

 現状の混沌とした状態を、ここまで的確かつ明瞭に指摘してくれた文章を未だかつてお目にかかったことがなかった。
 以前に、東電への怒りの声は報道されない の中で交通事故に見立てて、私ながらに今のありようをイラスト化してみたことがあったが、まさに危惧していた状態に陥りつつある。


 繰り返されようとしつつある歴史、どうやったら未来を変えられるのか見当がつかない。
 問題を問題だとすら感じなくなった人が大半を占めるまで劣化してしまった日本。


 黒い粉の舞うところで選択権なく生活させられている子供たちにとって、お父さん・お母さんは被害者なのか、それとも加害者なのか。