寒い朝に弱い Mark2 ?

 ここ最近はサブバッテリー増設した車に Mark2 を常置しているのですが、深夜か未明に過放電防止装置が働いて電源が落ちた翌朝、エンジンかけて稼働させようとしますと、ほぼ確実に「0cpm/0.000uSV」の表示が暫く出ています。


 右上(mbed の1番ピン付近)の LED も点滅していないことから、ファームのバグではなくてハード的な問題と判明。
(真ん中のLEDの点滅はソフトで制御してるが、右上のはオペアンプの出力に繋がってる)


 オペアンプMOSFETのどっかが怪しいのかと踏んで、車載テスター(普通は1つは車載しときますよね?)でオペアンプの付近を検電。
 まず mbed から定電圧を受けている3番ピンは約730mVと、まぁまぁ計算通り(計算上は 380÷500=0.76V だが)
 次にコッククロフトの中間地点から分圧されて帰還してる2番ピンを測ると、安定稼働に達すれば3番ピンと同圧730mV付近を維持すべきところ15mVしかない。
 1/257.4(39k÷(10M+39k)) の分圧比で出てきているので、コッククロフトの中間は 3.86V、最終段は 7.7V しか出ていない計算になる。
(車の中に1GΩ抵抗などは置いてないので実測はしていないが)


 これでは「0cpm/0.000uSV」になるの当たり前ですねぇ


 走り出してからテスターで測ることを思いついて、これを信号待ちの度にやっていたのですが、1番ピンを測る前に青信号となり、ヒーターで車内の気温が上がったせいか、次の赤信号では通常カウントへ。
 オペアンプが仕事をしていないのか、74HCT14が矩形波づくりをサボってるのか、はたまた MOSFET が寒くて布団から出て来れていないのか・・・
 

 どうも寒いと高電圧の生成に失敗する模様です。
 どの部品が温度の影響を受けているのか、寒い朝に再び調べてみたいと思います。


(追記)2013/07/09
 激寒の朝のみならず、真夏の灼熱にも弱かったです。
 温度の影響を受ける原因が分かりました。
 くわしくは こちら をどうぞ