会社に Office2007 が来た。
こういう系は真っ先に実験台(人柱とも呼ぶ)になる性格である。
起動25回まではライセンス登録なく試供版として動作するようなので、とりあえずは試供してみる。
マイクロソフトとして新生 Office と銘打ってるだけあって、Excel2007 の画面は極めて斬新的だ。
斬新的なのは画面だけじゃない。
普通に Excel2007 で新しくファイルを作って普通に保存すると、拡張子がこれまでの xls ではなくて xlsx というもので保存される。
案の定・・ではあるけれど、この Excel2007 で作った xlsx の拡張子が付いたファイルは Excel2003 では開けなかった。
Google 先生に問い合わせると、Excel2003 で Excel2007 形式のファイルを読むことができるようにするソフトがマイクロソフトから提供されているらしいので、とりあえずそれをいれないと Excel2003 では読めない。
しばらく使ってみた印象。。
Excel2007 は、とにかく人をイライラさせる。
なんたって、これまではここにあった、という項目がないからだ。
画面(操作方法)が変わったことで、どこに移動したかを探さないといけない。
また、マイクロソフトが提供しているという 「Excel2003 で Excel2007 のファイルを読むことが出来るようにするソフト」を入れていない人が大部分であることは容易に想像できるので、ファイルを保存するときには、Excel2003 で開けるように保存時に「Excel 97-2003 ブック」という形式にいちいち指定して保存してあげないといけない。
普通に保存すると、Excel2007 形式になってしまう。
Word にしても同じ状態だ。
私の場合は試供期間の起動25回を迎えることなく、Office2003 に戻ることになろう。
だって、2003 の操作方法はすでに頭に入ってるし、それでいて何も不自由を感じていないのだから。
それにしても、新版になるほど使い勝手が悪化する、という古今の情勢はどうしたものか。
同じような理由で、私は未だに携帯電話も mova のままだ。
確かにFOMAで標準装備されている玩具的な機能は一切ないに等しいが、電話/メールが使えるエリアは FOMA よりも広大。
主に待ち受けに使う状態であれば、充電は10日に1回で大丈夫だ。
それでいてコンパクトかつ軽量。
玩具的な機能を要求しなければ、FOMA が mova に勝っている点は何もない。
私の考え方が特殊なのかもしれないけれど、供給側(販売者側)の露骨な誘導(躍らせる)作戦を感じてならない。
それとも、消費者が完全に舐められているだけなのか?