sakura.io が有料になって、予告なくイキナリ請求書が届いた件

 「さくらの IoT Platform」というモジュールを衝動的にポチって、 2016年の11月 に開通させました
 ESP8266 を繋いだりGPS も繋いでロケモニしたりブレイクアウトボードに逆挿しして壊したりそれを修理(打開)したりESP32でコンパイルできない元バグを指摘したり・・・って辺りがちょうど1年前。
 0sim+モバイルルーター+ESP8266/32 の組み合わせがあまりにも最強すぎたこともあって、結局「さくらの IoT Platform」は、そのまま部品庫の肥やしになってしまってました。



 通電はおろか、存在すら忘れかけていた頃に、いきなりのメールです。


http://dl.ftrans.etr.jp/?8c63c753aee443e7bd28e12b0e6926b4fa61b644.png


 レンタルサーバーや VPS を幾つか借りているので、さくら から請求メールが届くこと自体は珍しくないのですが、わずか 64円 の請求書が。
 名目は「sakura.io プラットフォーム利用料」とあります。 当初の「さくらの IoT Platform」が「sakura.io プラットフォーム」にサービス名を変更したことも知らないし、てっきり私の買った未完成なβ版は永年無料かと思い込んでいたところもあるのですが、たった64円とは言えど、事前に「4/1から有料に移行します」っていう案内を3月の初旬にでも差し出しておくべきじゃないですか?


 しかも、



って・・・せめてさ・・・
 予定機能を実装してから有料開始したらどうなんだい?
 普通、これじゃ検収を上げられないでしょ。



 私の持ってるベータ版には将来も対応する予定ないってさ、そういう制限事項は最初の頃には書いてなかったでしょ。
 いつのまにコッソリ書き加えたの。
 私が控えてるバージョンだと以下のようになってますよ。



 出来ないことを逆立ちしてでもやれとは言いませんけど、黙って書き換えるんじゃなくて、「対応予定でしたが断念せざるを得ませんでした、ごめんなさい」でしょ。



 送信時に 300〜800mA は許すとしても、待ち受け時ですら、常時 70mA〜 も喰らい続ける(ガラケーの標準的なバッテリーだったら半日しか持たない)なんて、私が大学生だったときに10万円の保証金を預け入れて手にした携帯電話「mova N」と一緒ですよ。
 普段はガラケー並に1〜2mAの消費でスリープ待機してて、基地局から「データが届いたよ」を受けて起動してデータを受け取って、またスリープに戻る・・・って風な使い方を望むじゃないですか?


 起動に1分〜2分弱かかって、その間は電力max だから、1時間おきに 起動→送受信→停止 するくらいなら、起動させっぱなしのほうが電力的にマシっていうほどのポンコツは驚愕ですよ。
 NECAterm 部隊(MR05LN とか作ってる事業部)にでも頭さげて作ってもらえば良かったのに。


 たった数千円の初期費用で個人でも使い始めることが出来る手軽さ、月々60円+税の基本料金、その60円に10000回分の通信が含まれていて、1回に8バイト×16チャネルの最大128バイト送信できるので「5分おきに128バイト、月に1.2MB」までなら基本料金60円+税の範囲内で使えるので決して高いわけじゃないですけどねぇ


 ただ個人用途(個人に限りなく近い零細企業)で、かつ省電力が作動しないんなら、0sim+モバイルルーター には勝てないんですよ。
 閉域網というメリットも、個人用途だとデメリットになってしまうケースの方が多いし。


 何千台も使うような法人用途(自販機への組込みとか)だったら、キャリア謹製モジュールを使う手だってあるし(料金は相対)、立ち位置がなんとも中途半端。


 継続し続けるかどうか迷ってますけど、まずはレンサバみたいに年払い選ばせて貰えませんかね。600円+税 くらいで。
 いちお社用で法人カード決済にしてあるんですが、毎月64円の明細を仕訳入力する人の身にもなって下さい。