(初稿は牧ノ原SAから書き込んだ記事でしたが、帰宅後に全面的に書き直してます)
世間はお盆休みですが、私めは仕事で静岡へ出張〜
先月くらいから車体の底部に J209(単管パイプによるβ遮蔽済み) を括り付けてますが、今回は長距離遠征なので、これとは別にダッシュボード上にもう1管セットしてみました。(ダッシュボードのほうはβ遮蔽なし)
ブザーの鳴動条件を2管向けに変更するのを忘れて1管のときのまま「soundCPM=1000」にしてあったため、わりとあちこちで鳴るのですが、signalInterval=20 にしてあるので、それほど激しい鳴り方ではありません。
そんな装備で東名を東進しつつ三ヶ日JCTで旧東名を選択して暫くして、ぴったり80キロで走るトラックの列を追い越し中に、突然けたたましい鳴り方に!
営業ナンバーを付けた軽バン(佐川とかも使ってるようなやつ)が印象に残っていたものの、「たまたま何かに反応」ということもあるので再調査しようと、その先の浜名湖SAに入り当該車の通過を待ちます。
宇利トンネルを越えて静岡県内に入った浜松周辺は、特に放射線量が低く、1管あたり 400cpm を切るほどなのですが、そんな低BGを確認しつつ2回目の遭遇です。
慎重に狙い?を定めて追い越してみますと、これまたイキナリ 600cpm/本 付近まで急上昇
600cpm/本 くらいは特に珍しい数値ではありませんけど、追い越しざまに横を併走した僅か数秒間だけで「明らかに分かるほど」の急激な反応するのは滅多にありません。
signalInterval=20 だったので、鳴っても毎秒1回ピコ音がするくらいなのですが、追い越した瞬間は、ほぼ鳴りっぱなし。
空気が汚れているわけじゃないので必要はないのですが、思わず内気循環に切り替えようととっさに腕が伸びてしまうほど。
最初の追い越し時には軽バンが怪しいと思ってたのですが、2度目で軽バンのナンバーが名古屋1160であることを確認したものの、その軽バンの前を走るトラックのほうが遙かに怪しい・・・・
20年くらい前のデザインの古いトラックなのに塗装だけピカピカ
目立つ積荷は確認できません。
3回目の測定のため、小笠PAへ先回りしカメラを準備しつつ当該車群の通過を待ちます。
被疑車がやってきたところを見計らって加速発進し後ろに張り付きますが、気分は覆面パトカーの乗務員(笑)
次は追い越しざまにトラックを撮影しようと意気込んでいたところ、写真にも写ってる掛川ICの出口へ2台は揃って出て行ってしまいました。
いつも車載してるデジカメは10年以上前のオンボロなのですが、がんばって等倍で抜いてみます。
写真に写ってませんが、トラックのほうは営業ナンバーじゃなくて普通の白ナンバー。
白ナンバーのトラックと営業ナンバーの軽バンの組合せなのですが、これはトラックを自走運搬してる陸送業者??
自宅に戻りデータを精査します。
(追記)
測定値のグラフ(J209×2、1分おき、平均化秒数は可変、概ね20〜30秒)
レコメンドモードに反応が残ってました。
位置は1回目が ここ 三ヶ日JCTと三ヶ日ICの間で、記憶してた位置に一致してます。
2回目の反応は ここ
これまた間違いありません。
そして3回目は ここ と掛川ICで降りちゃう直前で一致。
追い越しておらず軽バンの後ろだったので、追い越したときほどの高線量は記録されていないですが、2〜3分ほど追走してた時間だけ「やや高め」が続いています。
上のグラフは車載ルーターを介して Logoole に毎分ポストしてる測定値ですが、これとは別に NMEA 形式のログは Interval=1 にして、1秒おきに測定値を記録してます。
このデータには累積秒数と累積カウント値とが記録されているので、任意の2地点において 累積カウント値の差÷累積秒数の差 を求めれば CPS(毎秒カウント) が計算で出ます。
エクセルでグラフ化してみました。
1回目と2回目に追い越した時刻のピコーンは見たこともない形のものでした。
その付近の60秒間だけデータを抜き出してグラフを書き直します。
ぴったり時速80キロで走るトラックの横を3秒ほどかけて追い抜いていることが分かりますが、「慎重に追い越した2度目」の恐らく真横にいたであろう時刻に至っては、なんと 110cps 超え。(2管合計値)
前後の cps値 を見て分かるとおり一定のバラツキ(ポアソン分布)があるものの、単純に ×60 して cpm値 にすると、2管で 6600cpm 相当。
1管あたりで換算すると 3300cpm 超えです。
基準線源を用いての校正はしていないので正確な μSV/h は出せないですが、0.1μのところで450〜500cpm 程度なので、3300cpm は確実に 0.5μSV/h を超えていると思われます。
トラックから 2〜3m ほど離れていてこの数値なのですが、トラックが満遍なく汚染されているのか、トラックの積荷(大きなものは見えなかった)が発するものなのか、どちらか分かりませんが、どちらにせよ尋常じゃない放射線です。
距離の二乗に比例して放射線量は減衰するので、トラックの運転手の被曝量は二桁μSV/hであること確実・・・
とりあえず掛川市役所へは情報として通報しておきましたが、警察にも通報しとくべきなのでしょうか?
横を通過しただけの私に実害がないのは確かなので「過失致傷」にはならないでしょうけど、あれほど強い放射線を出す車を公道で走らせていいのか!?
警察が動けば、すぐに軽バンの所有者を割って、陸送の依頼主および移動先の情報を調べれるはずですが、世間の空気は「被曝して応援〜」だからなぁ・・
屈指の日本茶の産地に汚染物質を持ち込むな!持ち込ませるな!