<施政方針演説>「安全確認された原発は再稼働」安倍首相 (毎日新聞)
首相は「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と明言
福島第一原発が爆発したのは安全確認されていなかったにも関わらず稼働させていたから爆発したのでしょうか?
いえ違います。
数々の安全基準と厳しい安全審査の全てに合格した「極めて安全な原発」だったのです。
その安全確認された原発だったフクイチが物の見事に爆発しました。
「安全な原発」が事故を起こさないというなら、事故が起きた原発が「安全な原発」でなかったと認めるしかないのですが、フクイチは「危険な原発」だったのでしょうか。
「危険な原発」だったのだとしたら「安全な原発」と嘘をついた関係者を処罰しないといけませんが、誰一人として処罰されていない点からみて今でも「安全な原発だった」という判断なのでしょう。
それが起きると「安全な原発」でなくなってしまう困る全ての命題を無視して安全だと言い張っていただけなのだから、ロシアに落ちたような隕石落下も想定しないといけないし、たまたま飛行機が建屋(燃料プールや冷却システム)に落ちる事態も想定しないといけません。
中東から密輸入したロケット砲を使って予備発電機や電気系統を攻撃されることだって想定できます。
頑丈な格納容器を狙わなくても、補機を壊せば原発なんて簡単に爆発することも分かりましたからね。
それでも、「今度こそは安全な原発になるのだ」というなら、送電ロス低減のためにわざわざ消費地から遠い僻地に作る必要はありません。
送電ロスもバカになりませんからね。