電気料金値上げ、九電の次は関電

関電、値上げ検討を表明 燃料費増で経営圧迫


(前略)
八木社長は「火力発電の燃料費などの負担が大幅に増加し、収支は極めて厳しい」と理由を説明。
(後略)


引用元は 中日新聞

 電気料金値上げの原因はエコキュート で書いたとおりなので同じことを長々とは書かないけれど。


 朝日新聞の記事 では赤字幅が 1167億円 と報じていて、1167億というと大きい数字に見えなくもないが、決算短信 によると売上 1兆4000億 に対する 1167億 だから、それほど大した額じゃない。



 見方を変えれば、昼間(24円前後)の 1/3 近い超破格値(9円前後)で供給している深夜電力のために高価な(笑)火力を使いまくって、 たったの1167億の赤字で済む ということは、それだけ昼間にボッたくってることを証明した結果でもある。


 深夜電力割引制度を廃止すれば、値上げを回避できるどころか昼間は値下げすら出来るんじゃないの


 ガスコンロと一緒で、需要のない時間帯には無駄な発電をしないようにできる LNG発電所とか、発電原価が10円台前半だから、送電コストを含めても15円前後で売ってもトントンになるはずなのに24円でも値上げしないといけないっとことは、そんだけ深夜の赤字幅が尋常じゃない数値だということ。


 ちょっと電卓を弾けば、そのくらいの計算は誰にでもできるはずでしょ


 そんなカラクリ分かってるくせに、年間1000億もの広告予算を前に口をつぐむマスゴミたち。
 脱原発寄りの記事を書く中日新聞ですら、深夜電力割引制度の闇には切り込めない。


 骨のある記者が残っているならば、是非とも深夜電力割引制度の下で供給している総電力量を追求してもらいたいものだ。