最初から佐野氏は2話目の原稿を用意してなかった説

 週刊朝日「ハシシタの本性」、あれのどこが部落差別なのか? の続きとなります。


 今週末あたりに週刊朝日謝罪記事を載せた 11月2日号 が発刊されると思いますが、今のところ世間では橋下氏の行動を絶賛するというよりも、どちらかと言えば週刊朝日のだらしなさを糾弾する声(批判覚悟で載せたくせに土下座するくらいなら最初から記事にすんな)が多いように思います。


 そういう空気を無視して大胆予想!


実は 最初から佐野氏は2話目の原稿を用意してなかった


 いやぁ私も最初は週刊朝日の不甲斐なさを落胆していたのですが、あまりに筋書きが出来すぎてるって思った次第で・・
 以下、勝手な妄想が始まります(笑)



 週刊朝日10月26日号の記事内 で佐野氏は発刊後に起きえる現象を予言していました。

 オレの身元調査までするのか。橋下はそう言って、自分に刃向かう者と見るや生来の攻撃的な本性をむき出しにするかもしれない。そして、いつもの通りツイッターで口汚い言葉を連発しながら、聞き分けのない幼児のようにわめき散らすかもしれない。

 なんという的中具合でしょうか。
 週刊朝日に抗議するだけで収まらず、編集面では完全に独立してて無関係な朝日新聞社にまでも、恫喝とも取れる横暴な態度で横車を押す様など、そんなこと幼児ですらやりません。


 これまで週刊誌がいくら「行き過ぎた報道」しても、親を巻き込んで暴れる人はいませんでした。


 愛子様を始めとする皇族方に関係した、あまりに無礼極まりない報道でさえも、宮内庁は遺憾の意を述べるに留まりました。
 それなのに、橋下氏は大部分の人が原文を読めないであろうことを予想してか、全く筋違いの「部落差別を助長する記事だ」と吠えました。


 あの記事の内容が差別を助長する内容に見える人というのは、すでに差別意識を持っている人だけだと思います。
 部落問題に無関心かつ興味もない私には、あの記事の中から橋下氏が言うような「部落差別を助長する」要素を見いだすことが出来ませんでした。
 みなさんも同じじゃないですか?

もし万々が一、橋下が日本の政治を左右するような存在になったとすれば、一番問題にしなければならないのは、敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格であり、その厄介な性格の根にある橋下の本性である。

 どうですか。
 「皇族方は許したとしても俺は許さない」そのものではないですか。
 つまり佐野氏が連載の目標としていた

この連載で私が解明したいと思っているのは、橋下徹という人間そのものである。

は、図らずとも第1話を公開して1週間もたたず、彼自ら、誰からも強要されることなく「本性」を大衆の面前にさらけ出されてしまったとも言えます。
 もはや

そのためには、橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげなければならない

という必要性はなくなりました。もはや目的は成就しましたから。


 つまり、すべてを計算づくしで「1話完結の前提で記事を出稿した」という可能性が高いのではないでしょうか?
 名を捨てて実を取った佐野氏が一枚上手だったんではないのかな??


 この妄想、いかが?


 雑誌の活字が誌面を飛び出した貴重な瞬間に立ち会えたような気さえします。