手動式 MPPT 充放電コントローラ

追記(2012/05/18)
 の 手動式 MPPT 充電器 に放電管理機能(過放電防止)を盛り込んだ 手動式 MPPT 充放電コントローラ の回路を書きました。


http://dl.ftrans.etr.jp/?cc6236328cb945a9adcbc6940a2f265a07c65c6e.png


 使い方

  1. バッテリー側の電圧計が一定の電圧(たとえば13V)を超えていたら SW2 を ON にする。
  2. 「手動式 MPPT 充電器」で書いた充電制御作業を行いつつ・・
  3. バッテリー側の電圧計が一定の電圧(たとえば11V)を下回ったら SW2 を OFF にする。
  4. 1. に戻る。


以上


MPPT を理解する上でのポイント

  • パネルの発電力(発電可能な電力量)は試しに電気を消費させてみないと分からない。
  • MPP (最大発電ポイント)は総当たりに近い方式で消費電力を可変させて試した後の結果にすぎない。
  • MPPT の効率(%)とは DC-DC コンバーター回路の変換効率そのものである。
  • 常に最大の発電を行いたい場合は、常に最大の負荷(消費電力)を維持しないといけない。
  • 負荷の消費電力が少ないと、パネルはその負荷の分までしか発電しない。(MPPを追求する意味もない)
  • 放電状態の(満充電でない)バッテリーを負荷側に接続させることは MPPT の仕組みの上で必須である。
  • 系統連系(位相同期させた上で商用100Vに送電)は「満充電になることがないバッテリー」を負荷に持つことと等価。


追記(2012/05/22)
 この手の回路でハード的に最も面倒なのは、マイコンで可変電圧を作るという部分です。
 数百mAクラスのものはネット検索すると色々と見つかりますが、数Aクラスのものはなかなか見つかりません。(検索キーワードが悪いだけかもしれないですが)


 ほとんどの人は PWM やって電圧可変させているぽいですが、この「可変電圧を作る部分」で、かなーり奇抜な方法を思いつきましたよ。楽勝で5A〜くらい狙えそうな方法で。


 また続報かきます。


追記(2012/06/03) 
 手動式 MPPT 充放電コントローラ の自動化を始めました。


追記(2014/08/05) 
 まったく新しい発想にて 1000円で作る 100W 級 MPPT 充電器 を作りました。