2管さし

 別に Mark2 互換機(Mark2 と同様に mbed をベースとし、全く同じファームで動作)を作ってましてが、なんとなく形になってきましたので軽く御紹介。



http://dl.ftrans.etr.jp/?df8ee1581b784a1da5a723da7dffc91d5953178e.png http://dl.ftrans.etr.jp/?17a6328c2eff4eb99f7a004195e08e66fe4a64a3.jpg


 クリックすると大きく見えます。
 以前の1管バージョン と比較して全くと言って苦労の形跡ない内容で申し訳ありません・・・
 管は SBM-20 じゃなくて、アノード電圧は400V、感度 SBM-20 の3倍+αな STS-6 というやつ使ってみました。


 アノード抵抗の手前で別管に分岐させて、2ch オペアンプの余ってる片方へ突っ込んだだけです。。
 無駄にパワフルな秋月インバーターなので、2管は全くの余裕で、たぶん4管くらいでも全然平気だと思います。


 複数管を使用時の換算係数について、同一管を使った場合には通常は管の特性が一緒であるため、換算係数も本数を掛ければ概ね良いはずですが、ソフトの仕組みとしては同一管である必要はなく異種管を繋げても問題ありません。
 異種間混在という前提で考えると、1管あたりの係数×本数という計算式は利用範囲を狭めてしまうことになるので、複数管だろうが異種管混在だろうが、それら「管のセット」で換算値ファイルを用意してもらうような仕様にしようかなと思ってます。


 具体的には、標準の SBM-20.ini には単管時の換算係数が入ってますが、SBM-20 を Dual にしたときは SBM-20D.ini という Dual使用時のパラメータファイルを別に作ってもらい、その中で cariburation:258.064 と定義して使う(2管で1つと見なす)という風です。
 3管時は SBM-20T.ini、4管時は SBM-20Q.ini ? ファイル名に「SBM-20」を加える必要性は全くないので「ORESAMA.ini」とかでも平気です。


 いちおファーム的には4管まで入力対応できるようにしました。
 注文してた4回路オペアンプがようやく届いたんで、異種管4本でテストしてからファームウェアのほう公開しようと思っております。
 テスト不十分な状態でもいいから特別に急ぎ必要な方は、メールでご請求ください。


 4管むけ予定回路(2管と全く同じくで苦労の跡が見られないですが)
http://dl.ftrans.etr.jp/?eb23c7f2d97449be94a893f1911b12f722d3efcd.png


追記
 電気食いな点だけを除けば実に使いよかった秋月インバーターが販売終了になってしまったのが非常に残念ですねぇ
 実は、通販で最後の1個をゲットしたの、私です。。
(2個がカートに入らず1個にしたらカートに入ったので仕方なく1個で注文してページ見直したら販売終了に変わってた)


 他の似たような仕様に見えるインバーターだと、無負荷には、短絡に近い電流が流れて(安定化電源の最大3Aの針が振り切れる)、何が起きてるのか分からないですけど怖くて使えません。。。
 秋月のにも「無負荷禁止」とは書いてあるんですが、実際のところは何も問題なく動くんですよねー


追記(2011/11/12)
 上の図で 19/20番ピンへ とありますが、19番20番は割り込みを受け付けることが出来ないらしく、管を接続するには不適切と判明しました。
 代わりに11/12番あたり使っていけそうです。


追記(2011/11/13)
 取り急ぎ LM358 の4回路版である LM324 に交換しただけの状態で2管刺しで試しましたところ、なぜだか他管の入線も一緒にカウントしてしまう有様。。
 といっても、片方の管の分のカウントは正しく、もう一方の管のみカウントが多いという状態。
 ノイズやクエンチングの電圧降下なら、回路が一緒なんだから、相互で影響うけあって、両方のカウントが増えるべきだが、なぜに片方だけ影響を受けるのか。。。。


追記(2011/11/19)
 11/13の追記で書いた不思議現象は、単にカップリングコンデンサからオペアンプへ向かうジャンパー線が空中でノイズを拾っていただけでした。なんとも恥ずかしい限り
 そこら辺を踏まえつつ、回路を起こして新しく記事 を書きました。