セシウム米がどーたらこうたら、とか、送り火の松がどーたらこうたら、とか、色々と騒がしいようですが、なんか、
大きな被害を受けた福島とその周辺の人達 vs 小さな被害を受けたそれ以外の地域の人達
の2者間の問題にすり替えさせられようとされている空気を感じます。
本質を見誤ってはいけません。
悪いのは、米や松を汚したくせに、除染の一つもやろうとしないで知らんぷりを決め込む東電 です。
普通の零細民間企業に勤める私の常識で見るに、社員総出でガイガーカウンター片手に汚染場所を探し出し赤旗を立てて周り、汚染度の酷いところから順に除染して回るのが当たり前のはず。
補償云々は後の話です。
そんな風に体を動かす姿を周囲が見て初めて「あー東電も頑張ってる。だけど東電だけじゃ人手が足りないから、俺たちも掃除を手伝おうか」という話になるのに、いったい社員3万人(連結グループで5万人)は、いま何をしているのか。
津波で予備発電機が水没して使えなくなる以前に、(普通の民家ですら耐えた)たかだか震度5くらいのことで原発への送電網が切断され原子炉全停電に陥らせてしまった失態こそが原発事故の直接的な原因で、故意ではないにせよ明らかに重過失を伴う人災なんだから、知らんぷりを決め込む姿は犯罪的にすら思えてきます。
福島の農家だって、汚染された食料を出荷したいと思ってません。
ごく一部の心の弱い人達が出荷してしまっただけです。
東電に対する怒りの声が福島に渦巻いているはずですが、そうした東電非難の声をマスゴミは決して報じません。
莫大な広告収入には代えれませんから。スポンサーを守り抜くことが使命になっちゃってます。
福島の人たちは被害者なんです。
未だにテレビや新聞と接している人たち、どうか報道の上面だけを読まないように。
被害者同士で喧嘩させられてるうちに加害者がトンズラしてしまいます。
追記
今の状態を絵にしてみました。
4月に 枝野は国民に助けを求めているのか というのを書きましたが、私は今でも利権勢力に政府が乗っ取られている状態なんじゃないかと思ってます。
(乗っ取られてしまう政府も問題だけど、そんな鶏と卵の話をしている場合じゃない
任期半ばで改心した可能性のある管首相 は国民(とりわけ福島の人たち)の怒りの声を追い風にする予定だったのに誰も怒らず風が吹かなかったものだから、半ば国民に愛想を尽かして退陣するように見えてなりません。
とはいえ、ただただ風が吹くのを待っていただけではだめで、無理矢理でも風を吹かさないといけなかったんですけどね。
使命感が足りなかったってところか・・・
(使命感を発揮するなんてことは、場合によっては独裁と紙一重で危険ではあるのだが・・・)
農家の婿のブログ から一部抜粋
福島県の状況は、例えば・・・
美味しいと評判のお弁当屋さんに、生ゴミ運搬車が突っ込んできて
厨房に生ゴミが撒き散らされた状態だ
そして今、ふくしま新発売。
がやっていることは、たまたま生ゴミで汚れなかった調理台を使って弁当を作っている。
それを売ろうとしている。そういうことだ
お客さんはこう聞くだろう
「この前、生ゴミがぶちまけられたけど片づけた? 大丈夫?」
そしてお弁当屋さんがこう答えるわけだ
「片付けてないけど、汚れてない台を使ってるんで大丈夫です」
売る側は知ってる
きちんと汚れてない調理台でお弁当を作ったことを
だけど買う側はこう思う
「お前馬鹿じゃねえの?」
もう一度言わせて欲しい
やるべき順序が絶望的なまでに間違っている
「やるべき順序が絶望的なまでに間違っている」これ以上に的確な言葉が見当たらない・・・