菅が改心しつつあるかもしれない

 ここ最近のマスゴミの菅叩きが半端ない。
 「菅は早く退陣しろ」っていう世論一色になるように強く活動している。
 原発事故直前から5月中盤くらいまでの、マスゴミの奇妙なまでの擁護ぶりとは全く正反対の様相だ。


 「これを書いたら社のオシマイだ」って松本龍(元)復興相がマスゴミを恐喝した事件が明るみになったのは最近の話だが、これを最初に報じて口火を切ったのは東北の河北新報社という地方紙。
 権力の監視役を自認していた在京マスゴミは、この恫喝に平伏して監視役を果たしていなかった事実が明らかとなった。(今更だが)


 このことをふまえて、菅政権への報道ぶりを重ね合わせると、果たしてマスゴミの報じる通りに解釈してよいものか疑ってかかるべきだ。


 確かに菅は問題児である。
 「である」というよりも「であった」の方が正しいかもしれないが、今の段階では判断できない。


 色々と(報道の上では)ゴタゴタしつつも、結果としては、世界で最も危険と言われてきた浜岡原発を停止させ、停止中の原発再稼働を阻止し、原発推進派の海江田に苦汁を飲ませることにも成功した。
 ストレステストと称して稼働中の全原発を停止させる可能性も出てきたわけで、道筋の優劣は別にして、今のところ結果論では総じて望むところへ向かっている。


 経済最優先のもと、福島の人達を平気で被曝させながらマスゴミからの手厚い擁護を得ていた3月・4月頃の菅と比較すると、なんか変わってきている気がする。
 もちろん良い方向へ、だ。


 敵は自民でも民主でもない。
 今は原発マネーに群がる欲豚どもと対峙すべき時だ。


 たった原発3基(計200万kW)が意図しない停止に追い込まれたくらいのことで、6000万kWの総発電設備を有する東電が「電気が足りない」と騒ぐのは異常ではないのか。
 震度7に見舞われた場所もある東北電力と違って、東京電力の管内は精々震度4-5だ。そんな程度の地震で、まさか壊れた発電所があるなんて言わないよね?


 いったいどこに発電所が消えたというわけだい。
 消えたのは3月までは存在していた東電の発電設備に関するホームページの記載だけでしょう。


 確かに日頃から資源の節約という意味で節電は大事だけど、今のキャンペーンは狂ってる。
 電気が足りてても変電所のブレーカーを落としかねない東電。


 たぶん東電管轄では、この夏、何度か停電させられると思うが、脅迫に負けないように。
 節電するなら「東電の売上を減らしてやるため」という目的で!