太陽光発電を思い立つ 利用編

 太陽光発電システムを架設して2週間が経過した。
 発電された電気はバッテリーに充電され、バッテリーの電気をインバーターという装置で交流100Vに変換し、普通の電力として利用する仕組みであるが、先週は曇りの日が多かったため、ついにバッテリーの電池を使い果たしてしまった。


 バッテリーが空になるとインバーターがそれを検知して交流100Vの供給を自動的にストップさせる。
 先週は太陽光発電で得られた電気でパソコンを稼働させていたのだが、天気の良い晴れた日にならないとバッテリーに電池が充電されず、それまでパソコンが使えない状態になってしまう。
 パソコンの電源を商用電力(電力会社のコンセント)に差し替えれば済むのだが、バッテリーが空になる度に手動で差し替えるのは実に美しくない。
 よって、電気工作を開始する。


作品① 商用電力自動切替機
http://dl.ftrans.etr.jp/?fa62dbe8d9a84fa5bb2a23931dd9d28d06a1c943.jpg http://dl.ftrans.etr.jp/?31e7ab0cdc754869829b091ac0e22001c1cace09.png
 普段はインバーター太陽光発電で充電されたバッテリー)の電気を使い、その電気が途絶えたら瞬時に商用電力に切り替える装置。
 100Vで稼働するリレー を用いて製作してみた。
 黒い四角いのは、スパークキラー という部品。
 リレーの切り替え時に発生する電気的なノイズを吸収してくれるらしい。(よく分かっていないのだが)


 とりあえず無事作動したが、リレーの切り替えが最大で 25ms(1000分の25秒)かかるらしく、パソコンを繋いで使うには少々問題だ。(リレーの切り替え時に瞬断でリセットがかかる場合がある)


 雷などでも瞬断は発生するので、これを機に UPS無停電電源装置)を購入することにする。
 瞬断を防止するためだけで良いので、数千円の安いのでよかろう。


追記(2010/04/15)
 パネルを6枚に増設しました。


追記(2010/04/24)
 冷蔵庫を稼働させるにあたり、本回路をバージョンアップ させました。