赤沢岳と鳴沢岳の間の、ちょうど関電トンネルの真上にて、バランスを崩し転倒→左薬指第1関節を鋭利な岩でカット。
切り傷というより裂傷という具合な傷口の開き方。
いやぁ〜参った。。。
とりあえずあり合わせのもので止血処置はしたものの、骨が見えるか?てなくらいの裂け方で、指を少し動かすと激痛が走り血は吹き出てくる。
もちろん、左手で岩なんて掴めたものじゃない。
もしかしたら、しばらくすれば薄皮でも張って何とかなるんじゃないか?という淡い期待を抱きつつ右手だけを頼りに何とか針ノ木小屋まで辿り着く。
小屋前で傷口を再確認したところ、当然のことであるが全くもってグロテスクな状態のまま。
そりゃそうだわな。
この指では、もはや蓮華越えは無理だ。
諦めて病院へ行こう・・・
種池から歩いてきたその足のまま針ノ木雪渓を下りる。
うーん、予想以上に惨い道だ。。
種池へ戻って柏原新道で下りるべきだった。。。
大沢小屋で、専ら小屋番さんたちが利用されている、山道を殆ど歩かなくて済む近道(10分で車道)を教えてもらい、何とか扇沢駅へ下りる。
ちゃんとした応急処置をしてもらい、七倉にデポした自転車を回収し一路帰路へ。
で、たったいま近くの病院から帰ってきました。
そこの先生いわく「12時間も経ってから来ても遅いよ」だって(笑)
薬指に比べて大したことないと自分では思ってた小指の傷も、「本当は縫った方がいいんだけどねぇ〜」と仰っておられましたが、閉院間際な時間で次の患者さんが待ってたこともあってかスルー。
結局、薬指だけ7針だか8針だか縫ってもらいました。
(追記)
転倒場所を示す地図のGPSの軌跡から数十m滑落したのか!?と見られる方がおられるか分かりませんが、滑落というほどの落ち方はしてません。
針ノ木頂上のように、CS1Kの場合は同じ場所に止まっていると軌跡が吹き飛ぶので、その結果で飛んでいるだけです。