ラズパイに LPF10M01 接続して UPS の配下へ

 5V な小型パソコン向け高効率 UPS の製作 という記事は、一応は 2/1 にエントリーしてますけど、下ごしらえは1月中にやってました。
 当時は Raspberry PI 2B などというものが登場するとは思わず、LIVA との組み合わせをメインで書いてましたけど、記事を書き込んだ翌日、突然にして 2B 発売発表があり、ただちにポチったところ 2/5 には手元にブツ着荷
 マイ焦点はすっかり LIVA から ラズパイ に移行してしまいました。


 ラズパイ2と拙作 UPS の相性も非常に良い感じなのですが、あの UPS は 5V で動くパソコン向けに特化してる関係で普通の AC100V な液晶ディスプレイは UPS の保護下に置けません。
 デスクトップならば停電が起きたとき作業中のファイルを保存したりする操作のためにディスプレイも生きてないと困りますけど、私の場合はサーバー的な使い方だもんで「まぁ〜停電が長期に及んだときはそのまま落ちてしまってもいいや〜」って思っていたのですが、なにか過去にポチった品のことがピコーンと脳裏に浮かんできました。


 整理されてない棚をゴソゴソ探っていくと、荷受けした時のままのプチプチ袋に入った何かが出てきました。


http://dl.ftrans.etr.jp/?50812388889f431898765fc5a53321dec5f85678.jpg http://dl.ftrans.etr.jp/?2695bf37ee824a6f8896328a2e408f85208e8b3c.jpg 


 ありましたー!
 HDMI 入力のフォトフレームとして売られていた ONKYO LPF10M01 (未開封新品)がっ


 7980円で最終処分してたものを衝動的にポチったものの、使うあてなく存在すら忘れかけていた品でしたけど、とりあえず開封してみたら、なんと 12V でなく 5V2A なACアダプタが付いているではありませんか!


 コネクタは microUSB でなく EIAJ#2、いわゆる若松ガイガーや PSP の DCジャック の規格です。
 USB→EIAJ#2 は過去に アホみたいに買いすぎたストック がありますので、UPS に用意しておいた USB コネクタ経由で給電し、添付の HDMIケーブル でラズパイと接続します。


 ラズパイセットアップは 1920x1200 な液晶でやってたので、まず解像度を再設定しときます。
Windowsみたいに Plug&Play で自動反映されない気がする)

# sudo nano /boot/config.txt

 #NOOBS Auto-generated Settings 以降を全てコメント化したうえで、末尾に以下追加

hdmi_group=2
hdmi_mode=87
hdmi_cvt=1024 600 60 3 0 0 0
hdmi_ignore_edid=0xa5000080
# sudo reboot

 1024x600 を定義して reboot してやると、かなりいい感じに表示されるようになりました ♪


http://dl.ftrans.etr.jp/?80316eae11a040928439acada37b804b67be8e2b.jpg


 テカテカ液晶である点と、色味に僅かな不満が残るものの、そこはフォトフレームと割り切れば特に問題ないでしょう。


 LIVA を念頭に 3A くらいの供給余力で設計した UPS なので、ラズパイ+LPF10M01 は意図的に停電させてみても右上に虹マークが出ることなく問題なく動き続けました。
(LIVA 単独よりは電気を食ってるはずなので、12V0.7AH 時で1時間もつかもたないかくらいだと思う)


 ちなみに、この構成の場合、ラズパイ 1A、液晶 2A、バッテリー充電 1A の合計 4A くらいの余力ある ACアダプタ が必要ですので気をつけて下さいね。
 私のほうは、ハードオフに 5V5A が 300円+税 であったので、それ使ってます。
 新品の 5V4A は 1100円くらい です。


 しっかし、、8000円な HDMI液晶 と思えば、もっと買いだめしとけば良かったなぁ〜と後悔・・・