ソニーはスマホやタブも手放してフューチャーフォンに回帰すべき

ソニーVAIO事業譲渡発表でPC撤退。TV事業も分社化へ


ソニーは6日、国内のパソコン(VAIO)事業を、投資ファンド日本産業パートナーズ(JIP)に売却することで合意したと正式発表。またテレビ事業の抜本改革も発表した。PC事業は新会社への事業譲渡にともない、ソニーにおけるPC製品の企画、設計、開発を終了し、製造、販売についても各国で発売する2014年春モデルを最後として事業を収束する。ソニーは1996年からVAIOブランドでのパソコン事業を展開してきた。2013年12月31日までのVAIOの全世界累計販売台数は7,275万台。


(中略)


モバイルはスマホ/タブレットに集約。Windowsは新会社で


引用元:http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140206_634165.html

 親父がソニー信奉者だったこともあって、子供の頃から私は基本的にソニー派。
 本田宗一郎さんと並んで盛田さん井深さんの伝記は小学校の頃からよく読んでました。


 だから自宅のミニコンポ(2台)も必然的に両方ともソニー


 テレビがなくてラジオの生活だもんで、狭い場所でも音質へは少々拘りあってラジカセでなく「ミニコンポ」
(設置場所の関係でフルサイズは置けず、あくまで「ミニ」だけど)


 だけど置いているのは最新式ではなく、2000年頃のモデルを中古で探してきてます。
 片方が1度壊れて修理に断念し買い換えたときも同じものを探し出してきました。
 ミニコンポという成熟した商品ゆえの事情もありますが、ぶっちゃけ、当時のほうが遙かに性能(音質)がいいんですよ。
 音質設定を何もしない「普通」が定位置なのですが、最近のミニコンポは「普通」にしても「普通」の音じゃないです(笑)


 その当時のミニコンポは圧縮音声全盛の古今の物と違って、筐体の1/3を占めるまでの裕に重さ1キロを超えると思しき巨大なトランスから幾多の電圧が引き出され、スイッチング回路じゃなくてレギュレータ(余分な電気は熱で捨てて)で必要な電気を作り出している影響が大きいんじゃないかなぁと思ってますが、どうなんでしょ。


 その反面、電源OFF時で時計だけが動いてるように見えるときも20Wくらい食らう(ON時は30W)という全くもってエコに反する仕様ではありますが(笑)、スピーカーもエンクロージャに木材を多用するなど、きちんと丁寧に作られているものが多いです。


 ミニコンポの他に最近買ったソニー製品ったら、premini かな。
 発売とほぼ同時に買ったので、2004年の夏ですね。
 move が終わってしまった今となっては置物でしかないですけど、たぶん最後に買った premini 以降は全くソニー製品を買ってないです。



 と前置きが長くなりましたが、未だに個人的には気にはなってるソニーが赤字解消のため、Vaio事業を手放して、モバイル関連はスマホタブレットに専念するのだと。
 なんで Vaio事業が惨憺たる結果になったのか、きちんと原因が分かっているやつはソニーの中にいないのか?
 スマホが始まったときに、その波に乗り遅れたのは確かですけど、スマホの波は既にピークを越えているのに、今から乗ろうだんて、頭おかしいとしか思えません。


所詮は他人のふんどしなのだから、ソニーよ、スマホにもタブレットにも、手を出すな


 OSを自社開発する気でいるんならいいんですけど、どうせ AndroidWindowsスマホ(タブレット)なんでしょ?
 どっちも GoogleMicrosoft が主導権を握っていて、彼らにしてみたらソニーなんて会社は何百社もある(彼らの下請けみたいな)端末メーカーの一社に過ぎないわけ。
 GoogleMicrosoft も確かに巨大ではあるものの、既にピークを過ぎた会社なのだから、これからの発展伸び代が少ない会社とお付き合いしても体力を消耗するだけで(過当競争させられるだけで)大したメリットはないと思うんですね。


 そこでリーマン前に 6758/T を1500株も持ってて大やけど食らったソニー信者の私から一言


(もしモバイル事業を残すなら)ソニーよ、今こそフューチャーフォンだ!


 preminiW-CDMA 版を売り出してくれ、っていう個人的な願いも多少は入っていますが、スマホブームは近々枯れると思うわけ。
 そりゃイキナリ全滅はしませんけど、これからスマホを卒業して、小型タブレット+フューチャーフォン(日本ではガラケー) に移行する人が増えてくるはずなのです。


 タブレットなんて言っても、どうせ GoogleMicrosoft の OS なのだから、そんなもの中国の無名メーカーにやらせておけばいいじゃないですか。
 ソニーがわざわざ日本国内のためだけにワンセグ実装する手間をかける必要なんて全くないわけ。


 非接触ICカード技術(お財布携帯や非接触乗車券などなど)はソニーの土壇場です。
 確実に、世界で売れる商材なのですから、これに注力すべきだと思うんですね。


 Walkman と お財布機能 を積んだ世界に通用するフューチャーフォン


 QuickPay 的なものを全世界に広める努力が必要ですが、GoogleMicrosoft の下請けでスマホ作っても末路は見えてます。
 「小型タブレットと小型フューチャーフォン」というスタイルは全世界的に広がっていくと思ってますけどね。


 日本でしか発売されなかった premini が欲しかった外人は大勢いたはずですよ!