グリッドタイインバーター 架設編

 太陽光利権に騙されるな の中で、家庭菜園感覚で気軽に発電できる装置「グリッドタイインバーター」の宣伝ぽいこと書きましたが、自分では試さずに書きっぱなしというのもズルいと思い材料を集めてました。


 グリッドタイインバーターは SUN-600G(入力22〜60V、600W) というものを送料込み200ドルほどで調達済みです。
 シャープの中古パネルも4枚(合計で約400W)で 25000円 と格安で入手できましたので、2直列×2並列で構築します。


 うちでは日中の無人の時間帯に除湿器(消費300W)をデフォで稼働させてますので、その他モロモロの待機電力を含めて、まかり間違えてタダで電気を送電してしまうなどという心配はないでしょう。
(公称400Wのパネルなので実効最大300Wちょっとくらいですし)


 このパネルですが、見慣れないコネクタが付いてましたので、片方ずつだけ使いやすい MC4 に変更してしまいます。
 普通の 4sq の圧着ペンチで上手にカシメられました。


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 このパネルはバイパスダイオードが内蔵されているものの逆流防止ダイオードは入ってない仕様のものなので、パネル群を並列で使用するときは回路のどっかに逆流防止ダイオード(Vf の小さなショットキー)を挿入する必要があります。


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(注意)+を赤、−を黒で書きましたが、黒白の線が出ているパネルの場合は、黒が+、白が− ですので間違いないように


 ピンクとブルーの大きなマークが付け替えた MC4 コネクタで、それ以外のところは元々付いてたコネクタのままです。
 先ほど切断したコネクタ付きケーブルにショットキーダイオードを半田付けして再利用して、材料を無駄なく活用していること分かっていただけますでしょうか?


http://dl.ftrans.etr.jp/?a9720d185ba2471e88792805f02fefe225557f3f.png http://dl.ftrans.etr.jp/?4e833d4a8c89456bb8210bf2acc9bf29ef90da4e.png


 日光の当たる場所において、それなりの開放電圧が出てるか確認します。
 ついでなので10Aレンジで短絡電流も測っておくといいでしょう。(私の場合は3Aちょっと流れました)


 最終的にどこへ設置するかは別に考えるとして、とりあえず適当な場所に展開放置


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(続き「利用編」を書く予定です)