若松ガイガー 20111018版 公開

 本記事には古い情報が含まれている場合があります。まとめページ を作成しましたので併せて御覧下さい。


 2点キャリブレーション設定が有効にならなかったバグを含めて以下とおり改良を施しましたもの公開します。
 そろそろ全体的な まとめページ 作った方がいいですねぇ。。。
 まとめページ を作り始めました。


20111018版 ファームウェア一式 こちらの20111027版 をお使い下さい。


20111010版との機能比較(20111010版の仕様はこちらを参照ください)

  • 2点キャリブレーションのパラメータが有効に作動していなかったバグを修正
  • DHCPIPアドレスを要求する際にホスト名を名乗れるようにした
  • ファイルにログ記録する際にタイムスタンプも更新する(ただしmicroSDのみ)
  • WebPost時のURLに書式を指定できるようにした
  • LoggingサービスおよびWebPostサービスの起動間隔(interval)に小数を指定できるようにした(0.1≒6秒)


 今回も定義ファイルの仕様変更は、数が少ないので、追加・変更分のみ書きます。
 2011/10/05版 以降に増えた分も再掲しておきますが今回の版で増えたものは赤字にしてあります。

定義ファイル 項目名 目的 指定方法
env.ini ntpInterval NTP問い合わせ間隔(時間) 数値のみ(省略時は24)
env.ini host DHCPに対して名乗るホスト名 最大30文字まで
WebPost設定ファイル enableGPS 位置情報の送信 0:送信しない(省略時のデフォルト)
1:正確な位置を送信
2:曖昧な位置を送信
WebPost設定ファイル URL WebPost先のサイト 書式が指定可。
変換後が250文字以内になるよう注意

 ホスト名を名乗れるように〜とかサラって書いてますが、内部的にはオリジナル版から使用されてきたネットワーク関係のライブラリを別の物にゴッソリ差し替えています。
 固定IPを振らないと安定しないと仰っておられたカメコさんに是非ともお試し頂きたいところです。
(RT58i や CTR350 をルーターとする私の環境では新旧に差は見られませんけど)


 タイムスタンプ導入(ただし今のところ microSD 限定)に伴い、FAT システムのライブラリも 差し替えています。
 どうしたものか mbed 内蔵フラッシュディスクにファイルを作成するときにはタイムスタンプが打てません。
 引き続き調査・解決させていたきたいと思ってます。(今後の課題)


 あと、WebPost の URL先 に書式パラメータを指定できるようになりました。
 例えば、http://postsaki.com/?cpm=%CPM%&uSV=%uSV%uptime=%UPTIME%&f_count=%F_COUNT% みたいな感じに書くことで、method=GET な形式でもデータを送信できるようになります。
(内部では Post 形式でもデータを送信してますので、不要情報の切り捨ては受信側のサーバーで処置してください)



GPS で感度障害に悩まされてる方へ!


 かなりの試行錯誤を繰り返した結果で判明したことですが、mbedの送信端子(13番ピン)とGPSの受信端子(GT-723Fの場合5番ピン)とを接続すると、かなりの確率で衛星の捕捉感度が落ちるようです。
 この余計な接続をすることで、コマンド待ち受けをしてる GPS が余計なノイズを拾ってしまい誤作動するぽい挙動か?


 オリジナル版を含めて今のファームウェアでは、mbed→GPS という向きのデータ送信はありませんし、恐らく将来的にもありませんので、ずばり、mbedの13番〜GPSの5番は結線しないで ください。
 電源2本と mbed14番〜GPS6番 の計3本のみ結線がベストです。(これに伴い過去に上げた回路図も更新してあります)


 あと・・・、GT-723F 等についてくる特殊コネクタのついた線は短くて延長させないと mbed まで届かないという微妙な線なのですが、あの特殊コネクタのついた長い線が アイテンドー(6極/300円) にありましたよ。
 わざわざ通販で買うほどのものじゃないですが、秋葉原に直営店も出来た そうなので、秋葉原へ出かけるついでに買ってくるのはアリかなと思います。

 ただ、GT-723F は1番ピンがGNDで2番ピンがVCCなのですが、アイテンドーの線は1番が赤で2番が黒って点が・・・・・・いや何でもない。。