GPS 4種比較

 昨日の半田ウォーキング へは、若松ネットガイガー(標準仕様+GPS)を含めて、合計4種類のGPSを持ち歩いてみました。
 去年にも行った比較調査 の続編とでも言うべきか。。。


GP-101 GT-730FL/S M-241 GT-723F(若松ネットガイガー) です。


 GP-101、GT-723FL/S のログ読み込みは、どちらも PhotoTagger(GP-101に付属)を用いました。GT-723FL/S しか持ってない人は付属の PhotoTraker になるかと思いますが、高度がジオイド高になってる他は特に実害ないと思います。
 PhotoTagger は Google API の仕様変更の影響で3末から起動しなくなってるので、予め メーカーサイトからアップデート版 を取得しインストールしておく必要があります。


 GT-723FをLANコネクタの上に貼り付けた若松ネットガイガーは、savePower=1 or 2 で LAN を無効化させた状態で、軌跡情報つき線量ファイル(DMDRTセンテンス入りNMEA形式)で記録しました。


http://dl.ftrans.etr.jp/?774c0004c4e1437094ccffaacf4e1a99e500a94e.png


 地図はクリック頂きますと大きく見えますが、さすがに4色(機種)の線を引くと、かなり見にくいですねぇ
 右上の亀崎駅がスタートで、左下の半田駅がゴールです。
 前半と後半とで特徴的な軌跡があるので大きくして比較してみます。


http://dl.ftrans.etr.jp/?d1681da11002408ea49df35fe2a029a695428e92.png
 まずは出発直後ですが、GT-723F が大きく道を外してます。
 いちお亀崎駅に着く前から電源を入れてあったのですが、ログを見ると所々データが欠損しており、生の NMEA ファイルをメモ帳で開いて、この区間を確認すると、同じ座標のデータが続けて記録されてたりしてます。


 きっとこれは私のファームに潜むバグのような気がしますが、なぜだか神社付近からは勝手に直ってます。
 この手のバグって見つけて潰すの大変そうだなぁ・・・


 さて、スタート直後の不可思議な現象はバグだということで片付けて、次のポイント。
 拡大地図の左下付近に M-241 だけ軌跡が飛んでる箇所がありますね。
 ホームセンターのトイレに立ち寄ったのですが、他機は玄関方向にクイって曲がった程度で済んでるぽいところ、M-241 だけ派手に周辺をお散歩してしまってます。


http://dl.ftrans.etr.jp/?f50f7ae26ae3461798365fd9c7e06f15050e93d1.jpg
 後半の拡大図に移ります。
 ここは右上から左下へ向かう感じです。


 阿久比川の橋を渡った先のところで、また M-241 がグルってまわってます。
 ここの電気屋の駐車場にパン屋さんの出張販売があってメロンパンを買って食べた地点になります。


 その西(右)側の四角い感じのところは、カブトビール工場跡地です。
 道路を挟んだ東隣はハウジングセンターで、ここへは立ち入っていませんが、GP-101GT-723Fはハウジングセンターの中に飛び込んでしまいました。


 そこから暫くいってお寺と神社の東(右)側、酒造屋さんがあって幾種類かの日本酒を試飲できたのですが、私は酔っ払って M-241 を抱えて運河に飛び込んだりはしていません(笑)
 GP-101 も川に浸かってますねぇ


 てなことで、相当に主観が入りますが

評価 機種 コメント
★★★★ GT-730FL/S 総合トップ、¥3000 という低価格とは思えない安定した動作
★★★☆ GT-723F GPS自体の性能はGT-730FL/S並と思われ
★★★☆ GP-101 GT-730FL/Sに僅かには及ばないが大型液晶は大変便利
★★★ M-241 建物内でも粘って衛星を捉えるが、ロスト後のリカバリに難あり。単3駆動とBT内蔵は魅力的

 絶対的な感度では Canmore系(GT-730FL/S、GT-723F、GP-101)よりも M-241 のほうが高いように感じられますが、Canmore系は衛星をロストしてもリカバリが上手で、結果的に飛びの少ないキレイな軌跡を描く傾向が強い印象です。



 今回、若松ネットガイガーで収集した NMEA ファイルを 歩いて作ろう汚染地図 を使って 地図にしてみました


 概ね 0.1μSV/h 前後ですが、カブトビールの付近だけ線量高め(と言っても 0.16μSV/h 程ですが)
 レンガに含まれる何かの鉱石に反応してるのでしょうか・・・?